ジーンズブルース 明日なき無頼派に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『ジーンズブルース 明日なき無頼派』に投稿された感想・評価

中島貞夫の傑作。梶、渡瀬も代表作とした。若者二人のキャラクター、行動に説得力があり、中島の知性がただのアクション映画に終わらせていない。観ていて、引き込まれ、興奮し、感動させる力強い作品。
4.9

このレビューはネタバレを含みます

バディものアクションエンターテインメントの完成形であるとともに、反資本主義・反体制のイデオロギーを体現した傑作でした。
冒頭から暴力≒セックスという図式をモンタージュによって確立していて、暴力の持つ…

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Kenji
4.5

梶さんスタイル良すぎだしクールビューティーを絵に描いたような美しさ。
渡瀬さん、セリフ何言ってるかほとんどわかんなかったけど、晩年の落ち着きを思うとやはり狂った野獣の方が似合う。
村田さんや川谷さん…

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4.8

【ブルージーンズ・ジャーニー👖】

主演は梶芽衣子と渡瀬恒彦。日本版ボニー&クライドを目指したと言われる中島貞夫監督によるアウトローシネマ。

やさぐれた男女の情念と怨念とSEX、そして逃避行を刹那…

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4.5
ハリボテ感の目立つシーンもあるが、話の軽さと転がりの早さを維持したままラストまで突入する作りは見事。
2024-31

殺伐と人が死に続ける70年代東映バイオレンス。この映画ではその惨たらしさがある一定のレベルを超えてしまい、もはや美学や哲学の域に達してしまっているように思う。

人が死ぬシチュエーションの理不尽さは…

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5.0

梶芽衣子にキュン死にしてしまうための映画。最高のロードムービーやんけ。。
渡瀬恒彦との最初の食事のシーンでの梶芽衣子のほんの小さな微笑みがたまらなく良い。
歩道橋からばら撒かれるお札、吹き飛ぶ小指、…

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5.0

なんと言っても梶芽衣子!
無言で気だるく銃を弄ぶ登場シーン、そこに重なる殺人のクロスカッティング。渡瀬恒彦との出会い。炎上を見るあの表情。やばい。
逃げて逃げて入った荷台の中のやり取り、二人にだけ光…

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lag
4.1

面白くない世の中を蔑んで。砂と岩の荒野ではなく山と川を背景に多少の湿度と牧歌的。鋭い表情のまま顔に酒をかけたり噛みついて拒む。血まみれで最後の願い。固く心に決めて誰にも渡さず燃やしてしまう。崩れ落ち…

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市原
4.4

キャリアを通して"権威への反抗"を描いてきた中島貞夫とアメリカン・ニューシネマ的シナリオとの相性が頗る良いのは当然の結果であろう。和製『ボニー&クライド』とも言える本作は中島の骨太な演出が全て瀟洒さ…

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