毒婦お伝と首斬り浅/毒婦お伝と首切り浅の作品情報・感想・評価

「毒婦お伝と首斬り浅/毒婦お伝と首切り浅」に投稿された感想・評価

重〜い暗〜い映画と思いきやオープニングから陽気な音楽が流れ、思ってたんと何か違った。

明治初期、混乱の巷に情念のおもむくままに生き、男を愛し男を憎み 愛する為に愛されたいと願い その為に殺人を犯して死んでいった明治一代毒婦「高橋お伝」

1879年に日本で最後の斬首刑になった実在の女囚ということだけど、史実ではどうやら彼女が最後の斬首刑でもなく、不幸な運命に翻弄された悲しい女性だった。それが死後に何故か人気が出て、恋人の市太郎と一緒に次々と人を殺したという逸話になり、講談や歌謡曲、歌舞伎の演目になって人気が出たということ。ボニーやクライドと同じような現象が、彼らが出てくる以前の日本で起こってたのでした。


映画版は1977年の公開で、軽快な音楽が流れてバンバン人を撃ちまくるアメリカン・ニューシネマのノリだった。1977年、世界では『スター・ウォーズ』や『サタデーナイトフィーバー』が登場して とっくにニュー・シネマ時代は終わっていたのに、日本は『毒婦お伝と首斬り浅』で勝負するってセンスが渋いです。

補足 : 若い頃の伊吹吾郎がめっちゃ男前だった。
あかね

あかねの感想・評価

4.0
明治に実在した日本最後の斬首刑の
女をモデルにしてるらしい。
色んな男翻弄したいわれてるが
実は悲しき女の人生。
てか最後って女の人だったんだ!!

映画は超狂ってる!!
ひゃっほー!!みたいなのり。
ピンク映画のとこにあったけど
ピンク映画なのかな?ってくらい
ぶっとんでたけどね笑!!
あの棚も楽しそうなの沢山あった!笑
まぁピンクもぶっとぶが主きよね。

68分でめちゃくちゃ楽しかった!!
さらっと見れちゃうのに濃厚!!
裸のシーンも多々あるけど
ユニークなオープニングに
ユニークな仲間と流れで
かなり楽しめちゃう!!

ウブな女の子がゲスに開花していき
銃撃合戦とかまさか始まるからね笑
しかもめちゃくちゃ命中
警察殺しまくる。
一途だったり一途じゃなかったり
日本の昔の邦画も本当
子連れといい狂ってるよね笑!!

血桜のような
そんで雪景色に舞う女の首は美しい。

愛し愛された男にってとこも◎🙆‍♀️
駆け抜ける1時間。乱暴な繋ぎがある一方でカットの入らない驚きがある
tk33220

tk33220の感想・評価

3.7
何の躊躇いも無く銃をぶっ放したり、例えば政府が運んでいる荷物を奪ったり、内村レナが槙健太郎に言い寄ったりするところから来る徹底的な無意味さが素晴らしい。
果糖

果糖の感想・評価

4.5
海をインサートする露骨さがたまらなく楽しいし、異様な省略でテンション保ったまま駆け抜ける1時間は本当にありがたい。
一

一の感想・評価

-
川谷拓三が拷問されて首チョンパされる『徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑』の第二部は意外なニューシネマの詩情を湛えていたが、今回思いっきし『俺たちに明日はない』やってて楽しい。マント羽織って官憲にばんばんショットガンぶっ放す東てる美は豪快そのもの。一発ごとにきっちり排莢するのもキマってる。ラストの斬首シーンは伊吹吾郎の静謐な佇まいと降りまくる雪が美しい。せっかくなら生首ゴロリやってほしい!と期待して観ていたらその通りになったのでさすがです。センター分けの汐路章も眼福だし、目潰し&血しぶきのサービスも忘れていない。
お伝

お伝の感想・評価

4.1
残虐でドロドロした内容かと思いきや、全体的にコメディタッチで音楽もときめきトゥナイトみたいで最高に楽しい小1時間。ポップンキュートな雰囲気に伊吹吾郎と東てる美の顔がちょうど良い。脇役は仁義なきメンバー。斬首刑で終わるけどなぜか爽やかな気分になります。2回見るかは分からないけど大好き。
年間ベスト入り確定(旧作)の超傑作。まるでサイレント映画のような超ハイテンションで60分走り抜ける。和製ボニー&クライドものであるが、銃撃戦がシンプルかつめちゃくちゃ美味い。(例えばロメロのように)

発砲側、被弾側がワンショットに収められ、着弾と同時に血が吹き出る懲りよう。見事。
ラストの雪もまた良いです。
yuyuyu

yuyuyuの感想・評価

3.6
1時間ちょっとというコンパクトさがちょうどいい。
日本版ボニクラってところで、主演の東てる美の清純なイメージがよく活きている。
こういう役、女優にとって明らかに得だと思うのだが今の時代誰もやらないのはなぜか。
(清純派のイメージを守りつつセンセーショナルな印象を与えられると思うので)

タイトルになっている割に全然絡んでこない首斬り浅への扱いに評価が分かれるところだと思うが、自分はお伝と関わる2人の男のシーンが『静』と『動』の緩急をつけていることに成功していると感じた。

終始コメディタッチで軽いのだが、なんだか最後は切なくなってしまった。
いい映画でした。
股旅

股旅の感想・評価

3.4
モデルとなった高橋お伝は毒婦と呼ばれた明治の殺人犯。
おどろおどろしいポスタービジュアルからもさぞ正視に耐えぬ残酷絵巻が展開されるかと思いきや、人を食ったオープニング曲で全てを察した。お馴染み東映フォントとの異化が脱力を誘う。
どうやら併映が「日本の首領」だったらしい事情込みで、さもありなんと納得。中身もこれぞプログラムピクチャーの鏡と言いたくなる出来になっている。
ようは毒婦の流転をニューシネマに準えたかったのだろうが、これが銀行への強盗未遂といい、大帝国憲兵とのドンパチといい、妙な異国アクション風で可笑しい。着物姿と紳士服が半々に同居する中近代の日本は奇異である。

介錯人である首切り浅(伊吹五郎)は、物語には殆ど絡んでこず、それもまた様式美。お子さまランチに旗が一本刺さってるのと同じ要領である。見栄えとハッタリ、これ大事。
>|