静かなる一頁に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『静かなる一頁』に投稿された感想・評価

shibex
5.0

イーストウッドが一生かかっても到達出来ないイーストウッドな映画
それはおそらくアメリカ映画の限界であり、フィクションの限界なのだろう
映画で物語を語るのではなく、映画館という空間自体をフィクションに…

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“19世紀ロシアの散文をモチーフに”

幾何学的SF×ゴシック様式が魅せる、圧巻の形而上学的耽美世界への旅。
あるいは、ソクーロフの静謐なる純粋美が形づくる「イデア界」を目撃する。

ソクーロフベス…

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『罪と罰』の、老婆殺しの青年と、薄幸の少女の出会いを、ソクーロフ・ワールドともいえる、不思議な空間を背景に描いた、シネポエム。本作はソクーロフ25作目の作品だが、日本公開作品は、本作が2本目。1本目…

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4.3

タルコフスキーの正継、アレクサンドル・ソクーロフ監督作品。非常に排他的で難解、万人ウケを真っ向から拒んでいる崇高なアート作品と言える。ソクーロフによるドストエフスキー『罪と罰』の新解釈編とも言える奇…

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塩湖
4.5

ひと度死んだ街が何かの間違いでズルズルと呼吸してる様を思わせるおどろおどろしい映画の佇まいは律儀に『ストーン』的でありつつ、霧なのか湯気なのか分からない紗のかかった油絵風の画は『ファウスト』『独裁者…

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4.2
この世で撮ってるとは思えない。銅版画。歪みとの対比で奥行きある空間のショットが強くなってる。人がどんどん落ちていく場面が印象的。頭に焼きついたからもう二度と見なくて大丈夫。
水蛇
4.8
10年以上前にVHSが破損しちゃったのでしかたなく脳内で反芻してたら、だんだん胎内の記憶じみてきた。たぶん原型とどめてない。いつか呑まれたらどうしよう。
さっ
5.0
迷宮なのか方舟なのか、巨大構造物の寄生者の地位に貶められて石かコンクリートに同化しつつあるような人間たちの圧倒的ビジュアル。おそらくベクシンスキーの絵に一番近い映画。
なにこれやばい。
衝撃的です。
タルコフスキーを更に歪ませたような作品。
価値観が一変する。
RIO
4.5

目が覚めるような鳥の羽ばたき
水面に白く光っている

地下水道を利用した音響が
人々の苦しみ
餓えや乾きを反響させる

地を這う白い水蒸気
命が果てていく
次第に巻き起こる白い嵐

グスタフ・マーラ…

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