静かなる一頁に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「静かなる一頁」に投稿された感想・評価

似太郎

似太郎の感想・評価

4.3

タルコフスキーの正継、アレクサンドル・ソクーロフ監督作品。非常に排他的で難解、万人ウケを真っ向から拒んでいる崇高なアート作品と言える。ソクーロフによるドストエフスキー『罪と罰』の新解釈編とも言える奇…

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塩湖

塩湖の感想・評価

4.5

ひと度死んだ街が何かの間違いでズルズルと呼吸してる様を思わせるおどろおどろしい映画の佇まいは律儀に『ストーン』的でありつつ、霧なのか湯気なのか分からない紗のかかった油絵風の画は『ファウスト』『独裁者…

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西東京

西東京の感想・評価

4.2
この世で撮ってるとは思えない。銅版画。歪みとの対比で奥行きある空間のショットが強くなってる。人がどんどん落ちていく場面が印象的。頭に焼きついたからもう二度と見なくて大丈夫。
水蛇

水蛇の感想・評価

4.8
10年以上前にVHSが破損しちゃったのでしかたなく脳内で反芻してたら、だんだん胎内の記憶じみてきた。たぶん原型とどめてない。まだ正気だけど、いつか呑まれたらどうしよう。
さっ

さっの感想・評価

5.0
迷宮なのか方舟なのか、巨大構造物の寄生者の地位に貶められて石かコンクリートに同化しつつあるような人間たちの圧倒的ビジュアル。おそらくベクシンスキーの絵に一番近い映画。
なにこれやばい。
衝撃的です。
タルコフスキーを更に歪ませたような作品。
価値観が一変する。
RIO

RIOの感想・評価

4.5

目が覚めるような鳥の羽ばたき
水面に白く光っている

地下水道を利用した音響が
人々の苦しみ
餓えや乾きを反響させる

地を這う白い水蒸気
命が果てていく
次第に巻き起こる白い嵐

グスタフ・マーラ…

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BON

BONの感想・評価

4.8

ペレストロイカによる自由化によって人の目に触れられるようになり、現代世界映画監督の地位を築いたアレクサンドル・ソクーロフ。ドフトエフスキーの『罪と罰』をはじめとする19世紀ロシア文学の精神世…

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シャルナスバルタスはただ単発な長回しの羅列で退屈なのに対して、アレクサンドルソクーロフは全体に独特な雰囲気を持っている。
さおり

さおりの感想・評価

4.5

カラーなのかよ!な彩度でソクーロフらしい長回しのカットの連続、アパートの階下を覗くシーンは深淵の捉え方が原作の作品全体の雰囲気を汲み取ったものに違いなく素晴らしくて、あとはソーニャの動きなんかも綿密…

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