何を映そうとしているのかわからないショットと被写体の動きが緩慢なショットには超越した時間の感覚が宿っていて凄味を感じるが、人物がやや大きく動くショットには普通の役者が演じているんだなとわかってしまう…
>>続きを読む【天才ソクーロフの底なし神秘主義】
(以下は2001年に東京で鑑賞した際のレビューです。)
これまでソクーロフの映画は一作しか見たことがなかった。数年前、「ストーン」を某ミニシアターで見てみたの…
【渋谷TSUTAYA VHS回収】
ソクーロフ監督作でタイトルに「静かなる」ときたら、それはそれはどんな睡眠導入映画なのかしらと思い、眠気のない午前中に鑑賞。
確かに静かで動きのないシーンもかなり多…
原作がドストエフスキーの「罪と罰」らしい。教養ないからよんだことないけどないか読んだことないけど
ドストエフスキー×ソクーロフは映画を10%も理解出来るわけないと思い、理解するのは鑑賞前から諦めてま…
ソクーロフ特集にて。
全編にわたり、奥行きがなく、平面に凝縮された絵画のような空間。異次元空間なのか、歪んでいる。
水路に舞い降りた自由な白鳥とは対照的に、
貧しい者はどちらかしか選べないのか。
…
タルコフスキー監督の教え子であり、後に昭和天皇の物語「太陽」(2005)を手掛けるソクーロフ監督の中期作。ストーリーはドストエフスキーの「罪と罰」を、映像はフランス画家ユベール・ロベールの廃墟画(今…
>>続きを読む常時、湯けむり(?!)の上がる画面をゆっくり横断するカメラの何しでかす感が凄いんだが、ただそれだけという。ラスト、大きな野獣の像の下に潜る主人公が、見上げた場所に見つけた乳首みたいな物を舐める場面の…
>>続きを読む1990年代に撮られた作品と思えないくらい戦前の作風。
上なのか下なのか、右なのか左なのか。
何を映しているのか、時間も平衡感覚も失う。
水と霧に囲まれた、退廃した街と人々の心模様!?
タルコフス…