階級関係 -カフカ「アメリカ」より-に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『階級関係 -カフカ「アメリカ」より-』に投稿された感想・評価

トランク,ヘリ,自由の女神,船内,老人若者会話,米国歌,煙草女,ヤコブ,建物横移動,ピアノ,野原,エレベーター,クビ,走り逃げパン,日陰伸び,オクラハマ劇場募集,川,車窓

観て、「むむむ、分からない。ただ人が突っ立って喋っているだけじゃないか、ただそのときの背景が面白いというか目を引くなあ。窓枠の影や建築の部分の角度」と思ってしまいましたが、直後に識者の解説を聞いて唸…

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4.0

オクラホマ劇団の面接官以外ほぼ全部ドイツ語だった。国歌が演奏される時、決して途中で動いたり口をきいたりしなかったのいいな。あと邸宅のドアや床の軋みも。最後のほうの映像は緑がかって見えた。
「火夫」も…

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塾の先生が大好きだったカフカ。審判めっちゃお勧めされた
デブ突き飛ばすシーンとピアノ弾かせるシーンとラストシーンが印象に残ってる
特にラストは、果てしない社会構造のなかで、次なる格差へ運ばせるという…

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4.0

本作は例外的に商業映画の輪郭を留めているように思えるが、この現象は労働/人種コンプレックスというカフカ的主題に(ナチス占領下のフランスで育った)ストローブ=ユイレが強く共鳴しているゆえと知った。

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煙
4.0
原作をなぞっている。固定カメラ。ロスマンが木に手をかける。汽車からの景色の長回し。橋の上のパン。切り返し。声だけが聞こえる。全身を映さないショット。

ブレッソンは、映さないけど繋がってる。
ストローブ=ユイレは、映さないし繋がらない。
人物同士が巡り合っても、カット同士が交わらず、空間的なつながりが常に希薄。
たとえ人物同士の物理的接触によって空…

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いちばん劇映画っぽいということでチョイス

質感が全然60sで、不思議
60sだったならば、色んなものの源流として納得いくのだが
あ...
3.8

狭いスペースに広めの画、ピンポイントで強い照明、やっぱりペドロ・コスタの元ネタでしょうか?

普通の劇映画を撮ってくれることに安心しつつ、カット数が増えると、それだけ画的なカッコ良さが分かりやすく際…

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3.5
主人公がどの被写体と同じショットに収まってゆくのかを観察することで、彼らの階級関係が明らかになるのだろうが、それゆえにそうした規則をたびたび逸脱することのドラマ性にこそ驚いた。

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