さすがポン・ジュノ監督作。予想通りにはストーリーが進まない。次々に新事実が発覚して、最後まで飽きなかった。伏線回収も見事。結末もまさか!なので、サスペンスとして出来がいい。母親の異常なまでの過保護ぶ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
弱者的立場なこともあり、ずっと二人っきりで暮らしているキムへジャさん演じる母親とウォンビンさん演じる息子トジュン。息子のトジュンは悪友ジンテとともに自分を轢きかけたベンツを壊して復讐を働くなど後先の…
>>続きを読む息を飲んだ。
-ネタバレ含むよたぶん-
冒頭の薬草を切るシーンしかり、「よそ見してたら指切るよ!」と観客の焦る気持ちと、車道で遊ぶ息子を見る母の焦る気持ちが重なり合う。のっけから翻弄された。
…
「どうしよう、どうしよう
どうしたらいいの?お母さん...」
子供の為にここまで出来るおかあさんの物語ではなく、母である事に囚われた1人の女性の物語
お母さんってなんでもできちゃう神様のように…
母親の愛情と信念の強さは、狂気にも変わり、その度に何度も新しい人格を作り出して生きているように見えた
枯れ野原(?)の妙に美しい風景の中、無表情で佇む母親の不気味さ
トジュンの瞳はいつもビー玉のよ…
キレイ事の一切を妥協なく排除した感じ
無償の愛。だけど息子の無実を証明するために理不尽な事へ立ち向かう健気な母親ものだと思ったら叩き落とされます。もしかすると、無償の愛はもっと重くてしんどくて狂って…