これはちょっと凄すぎる…
激動の最中にあった台湾で生きる一族の喜びと哀しみ
タブー視されていたニ・二八事件を題材にした侯孝賢の最高傑作
どれだけ不条理で悲惨なことが起きようと神目線のような俯瞰で淡々…
終戦の玉音放送から始まって、「あ…」という静かな衝撃。
見終わったあと反芻してしまう悲情城市というタイトルも素晴らしいけど、A City Of Sadnessという英題も良い
トニーレオンを使いた…
侯孝賢は「歴史を語る」ことの困難さと誠実さを、形式美と抑制された感情で描き切る。
ロングショット、ワンシーン・ワンカット、低めのカメラ。
どれもが観客の視線を導くのではなく、その場に居合わせる感覚を…
歴史をつかまえる大きなまなざしと、人を描くための鋭敏な耳。
観るべき映画ほど、見づらい場所にあることを嘆かわしく思いながら、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)の代表作を、ようやく観ることができた。そして…
傑作。日本統治時代の終了、インフレによる失業率増加、二・二八事件などの台湾の社会的背景を基に描かれる重厚な人間ドラマ。
「クーリンチェ殺人事件」もそうだが、この映画が自体が台湾だ。
トニー・レオ…
最近エドワード・ヤンの作品を観てたから、同じ台湾ニューシネマの映画監督として、ホウ・シャオシェンとエドワード・ヤンの違いは何だろうと考えながら観てしまった。
素人ながらの結論は、エドワード・ヤンが…
侯孝賢の代表作の一本。脚本は呉念眞、朱天文という侯孝賢の常連。45年から'49年までの激動の4年間を背景に林家の4人の息子たちの人生を通して、台湾史を描いた力作。息子たちのキャラを作り過ぎているよう…
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