玉音放送に重なる出産の苦痛に喘ぐ声=戦争の終わりと生命の誕生という相反する二つの事象を重ねる幕開けから、壮大な叙事詩を予感させる…。
それは終盤、葬送音楽が響き渡る中で行われる結婚式へ変奏されるのだ…
なんかいいって感じは漂うし、だいたいのストーリーは分かるし、だいたいこんなこと描きたいのかなーってのは分かる。
けど、ムズイなと思った。
エドワード・ヤンはすごく好きだけど、ホウ・シャオシェンが苦…
歴史をつかまえる大きなまなざしと、人を描くための鋭敏な耳。
観るべき映画ほど、見づらい場所にあることを嘆かわしく思いながら、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)の代表作を、ようやく観ることができた。そして…
観た後に不思議な余韻が残る映画だった。
トニーレオンのなんとも言えない表情と悲しい音楽がずっと残る。
DVD買ってようやく観れた本作、侯孝賢のいつものキレッキレな演出は抑えめで、カメラは動きカット…
傑作。
日常の雰囲気で始まるけどキッと引き締まる空気感みたいなのが序盤から伝わってくる。
台湾の近現代史の勉強になるけどある程度勉強してから見た方が良かったかも…。
どの国もヤクザや反社会的な組…
ヤクザとして日本政府と渡り合った林一家が戦後、二・二八事件に翻弄されつつ、兄弟たちがそれぞれ様々な暴力の犠牲になってゆく。
台湾語、日本語、広東語などの諸言語、春雷、銃声、爆竹、賭博札、台所とさまざ…
人物相関が分かりづらくて色々調べながらになったけど、歴史もので一歩引いた目線から淡々と録られているのと画面から落ち着きや風格が感じられて信頼できた。坂本龍一を思わせる音楽も九份の町並みもトニーレオン…
>>続きを読むホウ・シャオシェンの台湾現代史三部作の1作目で第二部にあたる映画で、日本が降伏した1945年から国民党が台湾に逃亡してくる1949年までをある台湾人の大家族を主人公に描いた群像劇。日本植民地時代と国…
>>続きを読む冒頭、玉音放送と産声の重ね合わせに鳥肌を立てられ、歴史を観察するカメラの距離感に結末まで惹き付けられ続けた
台湾映画に心を動かされるのは、単純に表層的な文化が似ている(日本文化が植え付けられている…