扉の陰の秘密に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『扉の陰の秘密』に投稿された感想・評価

ginger
3.5

心の声をモノローグで語る主人公。素性をよく知らないまま情熱にまかせて結婚した夫が抱えていた心の闇。どう考えても何か起こりそうな不穏な設定に展開、陰影の効いた屋敷の雰囲気。でも主人公が立ち向かっていく…

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あぁ
3.9

またもや決定的な見つめ合いから始まる物語。

結婚式で突然不安になるシーンの秀逸さよ。神父と祭壇から突然フルショットで映された夫が、ゆっくりとこちらへ近づいてくる不穏さが完璧で、流石フリッツラングの…

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SN
3.8
陰影がバチバチの圧巻のショットばかりで見入ってしまう。

後半は要素を詰め込み過ぎでごった煮感が否めない。

時代を重ねてデジタル技術がショットや芝居や発声を弱くしていっていると痛感した。
3.5

ラングのアメリカ亡命後に製作されたフィルム・ノワール。アメリカに流入したばかりの精神分析のタームを盛り込みつつ、「レベッカ」(1940)に代表される「後妻が体験する青ひげ的脅威」を大筋とするサイコ・…

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遺産相続した富豪の娘シリアは旅先のメキシコで出逢った建築家マークに惹きつけられ結婚するが夫の奇異な行動や秘密に包まれた彼の邸宅に不吉な予感が増幅していく。深層心理、強迫観念入り乱れたマークの行動と殺…

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途中までは『レベッカ』?ねぇ、『レベッカ』でしょ?😅って目線で見ていたけど、ラスト10分、そうきたか❗️お見事。

思えば『M』のフリッツラング。一筋縄じゃいかないはずだ。
旅先で恋に落ちたヒロイン…

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RIO
3.8

シュールレアリスムだと思うオープニング
夢なのか無意識の歪んだ世界が扉を通して見せられる

逞しい女性愛を持つシリアは刺激を求めている 
シリアの心の声がとても印象に残った 
これから起こる悲劇の訪…

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meg
3.5
フリッツ・ラング監督作品。
ジョーン・ベネットはかわいいし、物語は奇怪ではあるが面白い。
ラストは何か余韻がある。
設定自体はめちゃくちゃ面白くなりそうな予感しかしないのに、ここぞという時に絶妙に逸れるのがもどかしい…
M
3.6

旅先で運命的な相手と出会った資産家の娘が、夫の秘密に気付き…という作品でした。

陰影とスリラー要素、随所に見られるヒッチコック的演出。

アレを収集するという設定も、オリジナリティーがあり、古き良…

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