あくまでサイレント「風」だけどな。だからこそ「挿入歌」が効果的なんだろうけど。ウツで辛気くさいストーリー展開といい、あえての白黒サイレントといい、実にカウリスマキらしい。この監督作品を他にも観た上で…
>>続きを読む悲劇なのかは、どうだろう。
マルヤの人生は、まだ始まったばかりだ。
これから先、まだまだ長い。
色々な思いを抱えながら、彼女はこれからの日々を生きていくのだから。
一度きりの人生、悲劇なんて呼ん…
音楽付きサイレントという時代への挑戦。
物語はシンプルでも、そこに漂う哀愁と寓意がカウリスマキらしい余地を生む。
キャベツが市場で売れるショットは、消費と原罪を暗示し、静謐な日常を一瞬で“寓話の舞台…