主人公以外は何かしら人間性に欠陥があり、終始ふわふわとした物語展開も相俟って、正悪の意義を示されたところで胡散臭さしか残らない。決闘シーンですら西部劇然とした男らしさが感じられず、なんとなく腑に落ち…
>>続きを読む拳でやりあってる前半と比べて、馬上で拳銃を抜いてからの画面のダイナミックさが桁違いで後半は鳥肌立ちっぱなし。ハイアングルのカッコいいったらない。老いと自尊心というテーマも太く真っ直ぐで良い。
いまま…
一回目観た時は西部劇初心者だったので微妙な映画と思ってましたが、何故か突然観たくなり二回目の鑑賞したところ痺れましたね。
造りは”ザ・ハリウッドウエスタン!”みたいな感じなのですが、物語が進むにつ…
スローモーションも、ドギツい暴力描写もないけれど、ペキンパーの男の美学は、この頃から揺るがない。彼の描くジジイは最高にかっこよく、悪人は最低にえげつない。
後の「ワイルドバンチ」へと繋がる、重要な作…
サム・ペキンパー監督作ってそれほど数は多くないんだけど、①『ワイルドバンチ』や『戦争のはらわた』みたいに鮮烈なアクションを派手にぶちまけるタイプと、②『砂漠の流れ者(ケーブル・ホーグのバラード)』や…
>>続きを読む結局西部劇は「かっこいい生き様」を見せつけるのがその存在意義だとぼくは思っている
かっこいい男ってなにかなというのがこのご時世よくわかんなくなってると思うんだけど、でもこれにでてくる男たちは少なくと…
金塊と女を巡る土埃と汗臭い男達の争い。唐突に殴り蹴り歌いキスをする。なんともやんちゃで喜怒哀楽の表現が激しいペキンパー。夜風の話をしてるのに燦々と日差しが差してる茶目っ気。でも他のシーンではちゃんと…
>>続きを読む