無駄のない完璧な娯楽作。
世界観の引き込み方、キャラ設定の定義の仕方、ゴールの定義の仕方、ストーリー展開、結末。なんともスムーズで手際がいい。
情に流れやすい三十郎。他人の妻の奪還で一気に本気になる…
当時としては真新しいのかもしれないが殺陣に迫力不足が否めず三十郎の強さが際立たない。
更には抗争あるあるではあるもののあまりにも弱いディフェンス力や、死に際の長さなど気になるところも多少。
三船敏郎…
おもろい。
1961年と言うと終戦から15年。これを踏まえて考えると三十郎のキャラクターが出来上がった背景みたいなものが想像できる。
三十郎は、時代劇にありがちな勧善懲悪のキャラとは細部が異なる。…