
1970年の映画なのに、極めて現代的な、現在的な心象風景を描いている。さすが、ハリウッドとは別のインディペンデント映画の草分けだ。これがアメリカ国内で黙殺されたことにも考えさせる。
勤勉さとは全く…
女性のアメリカンニューシネマ
GoogleTVのセレクトで偶然出会いました。
小規模の撮影で良く昔のアメリカを再現したものだと感心したのですが、
1970年の本物でした。
展開としてオリジナリ…
2025/12/16 ザ・シネマ
無知で怠惰などうしようもない女の行き着くところは。
バーバラローデンが脚本、監督、主演をこなしている。
何もしないから旦那にも見切りをつけられ離婚されてしまう…
アメリカインディペンデント映画の初期作品ながら、長らくアメリカ本国で黙殺されてきた作品。
主人公ワンダが夫と離婚し、親権も手放し、流浪の旅を続けていくお話。ワンダには自我がほとんどなく、ワンダの見…
ワンダ、求められるがままセックスするのは止めな。ワンダ、子どもがいらないなら産まなくていいんだよ。ワンダ、変な男に着いてって一緒に逃避行するなんて危険だよ。ワンダ、強盗なんてもってのほか。ワンダ、最…
>>続きを読むただし、要再見
日頃、障害福祉の仕事をしている身として、ワンダには軽度知的障害があるように思えてならない。ハンバーガーの玉ねぎをゴミ箱に捨てるシーンのあの所作、玉ねぎ嫌いの俺ですらあんな取り除き方な…
1970年にこの作品が作られたのすごいなって思った。まだ女性の生き方が妻・母・誰かの付属物みたいに扱われるのが当たり前だった頃に、何者にもなれなかった女を主役にしてしかもそれを女性自身の手で撮ってる…
>>続きを読む徹底されたシネマ・ヴェリテ。
ドラマをドラマチックにせず映しだす。哀愁や孤独感がひしひしと伝わってくるが、人物像はかなり見えづらい。
間やテンポ感はとても気に入ったが、内容にハマれなかった。同じ系統…
バーバラ・ローデンの演技はリアリティがあり、主人公ワンダの哀愁をより際立たせる。彼女自身が脚本、監督をするこの作品は、その作家性が大きく反映されていて引き込まれる。この作品が処女作で遺作となってしま…
>>続きを読む(C)1970 FOUNDATION FOR FILMMAKERS