ヴァーバラローデンは女版カサヴェテスじゃない、カサヴェテスが男版ローデンだわ。
自我も名前もないに等しい彼女はこれまでも、これからも持たざる者なのかもしれないけど、ラストの目線には強い意志がある。
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主婦の逃避行を描いた「リバーオブグラス」でデビューしたケリーライカートに多大な影響を与えた1970年のアメリカ映画。素晴らしかった。冒頭、炭鉱の荒涼とした風景の中、とぼとぼと歩くワンダを超ロングショ…
>>続きを読むケリー・ライカートが『リバーオブグラス』で扱ったテーマの一つの、アイデンティティの喪失についての話
話自体も似ているところがあるもののリバーオブグラスの方が20年以上公開が遅いのもあってあちらの方…
50年以上前の作品とは思えない現代的な主題。
Blu-rayの解説によると、実際の銀行強盗事件が基になっているとのこと。女は逮捕され、20年の懲役。「生きていく理由はないのに、それでも生きていた」…
思い出し記録 U-NEXTで鑑賞
無茶苦茶、鬱な映画でもないが、意志の弱い女性が成り行き任せにあっちフラフラこっちフラフラ、やり捨てされたり、犯罪の片棒担いだりで、あーあー…とても観てられない…。…
絶望だよね何も持たない自由もあるけど何も持つことができなかったというのは自由じゃない。空虚にみえるけど人間である以上、空虚であることは難しい。徐々に、自分の中にあるもの、ないものに気がついてしまうと…
>>続きを読む(C)1970 FOUNDATION FOR FILMMAKERS