僕らはみんな生きているの作品情報・感想・評価

「僕らはみんな生きている」に投稿された感想・評価

面白かった。出張先の国でクーデターが起こってしまい、それに巻き込まれて行くリーマン達の話。国王がローソクの火を吹き消す→背後で爆発が起こるとか最高過ぎたし、ゲリラと政府軍の戦闘シーンがかなり凝って作られていたのも良い。真田広之の最後の説得は当時の日本人を皮肉っていて良かった。こういう攻めたアイディアの映画はやっぱり観てて面白いし、これからもっと増えて行ってほしい。
めっちゃいい映画。俺が好きな90-2000年代初期の邦画感満載。
草加せんべいの偉大さを痛感。なるほどせんべいはまず舐めるのか。あのシーンがハイライト。サラリーマンと戦場という組合せが期待通りシュールな笑いを誘う。真面目に姑息にサバイバルするオジさんたちの汗、何故か輝いています。どこにいても変わらぬサラリーマンの生態、日本人の性、バブル時代の色が濃い映画。
バブルの徒花のような映画。東南アジアの某国に渡った日本のビジネスマンが、クーデター騒ぎに巻き込まれ右往左往するコメディ。

邦画には珍しいきわどいテーマ。バブル期だからこそ、こういう難しい題材を茶化すような映画を潤沢な予算で撮れた面もあるだろうし、逆に当時の軽薄な空気感みたいなものも出ちゃっている。

日本は当時バブルの真っ最中。恋人の早見優とエレベーターでいちゃいちゃしていたゼネコンの設計技師(真田広之)は、1週間の出張予定でタルキスタン(架空の国)に降りたつ。

政情不安定な同国では、賄賂や過剰接待が横行しており、真田は支社長(山崎努)や、競合ゼネコン社員(岸部一徳、嶋田久作)に揉まれながらも、なんとかプレゼンを終了するが、しかしそのときクーデターが勃発し...。

ラストの真田広之の長広舌(ゲリラ相手に「メイドインジャパン」と連呼する)に、当時の日本人の勘違いぶりがよく表現されている。
徐々にエンジンをかけてく感じとか伊丹十三っぽさがある。山崎努も出てるし。

しかし、三菱、キッコーマン、ソニーと日本の社名を誇らしげに叫ぶシーンは、今みると何とも虚しく響くな・・
Netflix で配信されていた。
「北の桜守」の滝田洋二郎監督作品。

懐かしくて再視聴。
今見ても面白い。
重鎮 山崎努、真田広之が若い。早見優がとってもアメリカン。

当時政情不安であったタイでオールロケを敢行した作品。

日本経済が後退しつつあった頃、東南アジアが舞台。
商社マンの高橋は橋脚建設プロジェクトのためにタルキスタンへ出張する。
彼は、自社の売り込みをするために軍事政権指導者のパーティーに参加している最中、反政府軍が起こしたクーデターに巻き込まれてしまう。

昨日の敵は今日の友。
高橋は、自社製品を売り込むために競い合った他の商社マンたちと、一転して協力し合い脱出を試みるが…
果たして彼らの運命は…?

真の国際貢献とは何か?

「地獄の黙示録」を思わせる戦闘シーンや貧しい国の現状も織り交ぜながらストーリーは展開する。

昨今、リコール問題や、業績不振による産業技術の海外流出など様々な懸念材料が日本経済に影響を及ぼしつつあるが、陰で懸命に働いている日本人の存在を忘れてはならない。


※本作品での笑いのツボ
通信教育で柔道黒帯を取得。一回も乱取りをしたことがないのに… 得意技は払い腰。
Abu

Abuの感想・評価

3.8
ここの所、とことん邦画!
くだらない映画だと思って観てください。
色んな想いが浮かびますよ。
とっても楽しめました🤗

ところで時はバブル、そういえばあんな色のスーツ着ていたな〜
ゼロハリのバック持って颯爽と歩いていたな〜
そしてリゲイン飲んでたな〜
torakage

torakageの感想・評価

3.4
新興国でクーデターに巻き込まれたサラリーマンの話。まだバブル真っ最中、”24時間戦えますか”のコピーが踊り、メイドインジャパンが席巻していたころ。コメディー部分もあるが、思ったよりも深いテーマを、それぞれの立場から描いていた。真田広之と山崎努が特に良かったな。
『私をスキーに連れてって』(1987年)から『熱帯楽園倶楽部』(1994年)の一色伸幸脚本にハズレなし。
本作はその中でも最高傑作と言っていいだろう。海外の出張先で内乱に巻き込まれ、孤立した日本人サラリーマンたちの滑稽さが笑いと感動を誘ってくれる。
だが20年以上たった2014年に本作とよく似た事件が現実に起きようとは誰が予測しえたか(笑いことじゃなかったけど)。一色の慧眼には驚かされる。
それにしても一色は1993年にうつ病を患ったそうで、作品歴を見るとたしかに1995年から1996年にかけては空白となっている。傑作、佳作を生み出し続けると言うことはそれだけ消耗する物も多かったのであろう(一色伸幸著『うつから帰って参りました』参照)。

ちなみに俺の一色伸幸脚本映画ベスト3は
1.『僕らはみんな生きている』(1993年)
2.『卒業旅行 ニホンから来ました』(1993年)
3.『私をスキーに連れてって』(1987年)、『木村家の人びと』(1988年)

実はどれももう10年以上観賞していない。今改めてみたら順位は変わるかも?
深作欣二監督作品『道頓堀川』での、真田広之と山崎努の共演に感銘を受けて、他の共演作も観たいと思い鑑賞。

"異国でサラリーマンが内戦に巻き込まれサバイバルする"という、コメディタッチながらもテーマはしっかりあって感動させられる話。

言葉で説明しすぎず、画にも写していない一歩先のところまで想像させる巧い演出が沢山ある。

また、意外性と必然性が矛盾することなく折り重なっているシナリオが面白い。
"サラリーマンがジャングルでジャンケンしている"なんて、断片的なシチュエーションだけ聞いたらあり得ないような状況にも、話の展開で自然に持っていく。
これを下手な作家や演出がやるようなら、どうしてもリアリティにかけてしまうところ。

あえて流暢でない英語も、当時の日本人サラリーマンらしさの演出だったのだろう。