確かに長いけれど、積み重なっていく一瞬一瞬が痛くて美しくて、目が離せなくなる。この時代の台湾のことを何も知らずみたけれど、社会の先の見えなさ、鬱屈していく10代の心が、ずんと伝わる。
主人公の友人…
好きですね。
これは青春物の頂点かもしれませんね。一個一個のシーンの美しさ、特に歌うシーンは良いですね。そしてこの子供たちの描き方、普通は時間を気にしてカットしちゃいますが、退屈にならないように、し…
楊徳昌の「恐怖分子」の次の作品。映画史に刻まれる名作。92年4月に188分版を新宿ピカデリー2で観たら、同じ年の10月に236分版が公開された。こちらも濃密な世界で、ラストのラジオから流れる合格者の…
>>続きを読む戦後の大人達の混乱を色濃く残しながらその影響は子供達にも忍び寄る。登場人物達がその瞬間を懸命に生きその全てが少しずつ影響しラストへと作用していく様を丁寧に描いていく。未熟故に守る事に固執してしまい個…
>>続きを読むかなり前に書いた作品だけど、フィルマに感想を移してなかったのでこのタイミングで。
エドワード・ヤン監督が1991年に発表した、傑作『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』。BBCが1995年に選出し…
長いけれど、小四があそこに至るまでのプロセスが、程よい距離感の中で丁寧に描かれていて、いいなぁと思った。
濱口さんが本で仰っていた「大人の世界のよく分からなさ」というのは確かにと思った。
やむを得ず…