説明的なショットがほとんどない。行動の連続だけで激動の一日を物語っている。ハンディで走り回ったり横に流れ続けたりカメラがせわしない。前半のふたりの視点が交互に来る構成、カメラの荒々しさ、多彩な音楽、…
>>続きを読むまさに桃源郷のような世界観。学生時代の冬に観ていたら一生記憶に残り続けるであろう作品。ザラザラとした思春期の男女を、独特のカメラワークで写す。廃墟でのパーティーの燃え盛る炎と冬の冷たい水の流れる川の…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
めちゃめちゃ好き。痛々しくて寒々しい青春映画、最高。髪を切るシーン、燃え盛る炎と夜のコントラストの美しさ、音楽、終わりの見えている逃避行とその幕切れ、全てが素晴らしい。ざらついた質感と余韻が残ってい…
>>続きを読むどこにも居場所がない、ここではない、というのは大人になっても続いてしまう。
信用できない人には今も私は嘘もつく。
深夜の廃墟パーティ。爆音で流れる音楽。
どこに行っても辿り着かない。
若いときは時…
物語や役者の顔を忘れたとしても、水の冷たさだけはきっと忘れない。
スクリーン越しなのだから、実際に感じられないはずなのに、彼女の味わった冷たさが不思議と心から感じられる。
映画を観たあと、温度だけ…
クリスティーヌとジルの交わりよりも、ボブ・ディランの『Knockin'On Heaven's Door』をBGMにドラッグを回して吸う若者たちの姿の方が印象的だった。とにかくパーティーのシーンが良い…
>>続きを読む人生を信じているなら、瞬間に身を委ねることが少なくなってく
ジルが一瞬躊躇ったのは、理解を示さない大人の苦悩に理解をし始めてしまったからなのかと。何も信じられず待つことができないクリスティーナの刹…
©DR