松本清張原作の社会派犯罪映画。恵まれない生い立ちを隠すピアニストの数奇な半生が物語の根幹をなす。言語学的な方言の考察が興味深い。またハンセン病への偏見、差別描写はまぎれもない歴史的事実。これを因とし…
>>続きを読む2部構成だが、クライマックスに向けての振り幅が大きく、ピアノ協奏曲"宿命"の回想シーンでの親子の旅は、日本の四季は美しくも強く過酷であった。
当時の時代背景や衛生史を調べてみたくなりました。
「善意」の人の「良識」がいかに残酷にかけがえの無い親子の絆を切り裂くかということを暴いた映画。テーマである「宿命」はハンセン病そのものではなく、むしろ苦境にある親子の絆の「宿命的強さ」を当時の「良識…
>>続きを読む橋本プロダクション