今宵かぎりは…に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『今宵かぎりは…』に投稿された感想・評価

TO
4.0

【ノイズ混じりの緩慢なダンス】

今宵こそは みせてくれ愛の証を この調べを夜明けまで ♪Heute Nacht oder nie 今はお願いだから 何も聞かないで 苦しい 誰も咎めないで …

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3.4
話はよくわからないがみんな油絵みたいに化粧が濃く顔色が悪く表情がない。死んでんのか?絵を見るような感覚で眺めてる分にはいい。

年に一度の祭日、ボヘミア貴族の慣習として、主人と召使が入れ替わる。召使はテーブルに着き、晩餐会となる。主人は歌などの芸を披露する。そして一夜明ければ、元の立場に戻る。レナート・ベルタのフィックスのカ…

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【渋谷TSUTAYA VHS回収】
パッケージからただならぬオーラを感じた、ダニエル・シュミットの初監督作。
年に一夜だけの、召使と主人の立場が入れ替わる日を描いているらしい。

まず、OPが凄まじ…

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4.0
オペラの仰々しさがオーバーヒートして亡霊化した人々。こいつらを眺める主体の存在がないから寄る辺がなくて怖い。儀式的で引き延ばされた動き、青白い顔をネットリしたカメラで捉える。初監督で撮る映画じゃない。

ゾンビの宴会芸

年に1回たった一夜だけ、召使いが貴族と立場を交換するという触れ込みで、貴族の宴会芸を、貴族のコスプレをした召使いたちが楽しむというだけの映画。だけというか、「楽しい宴会」という振付…

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味
3.6
アテネ・フランセシネマテーク 映画の授業
Cinémathèque de l'Athénée Français ― Leçon de Cinéma 2023

現代映画編

階級社会の主人と召使いの役割を一晩だけ入れ替える伝統的な祝宴。饗宴をもてなす役者のひとりが、主人に扮した召使い達に、支配階級である主人や貴族に対する謀叛を焚き付ける。しかし、役者は召使い達に腹を抱え…

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フランス時代のブニュエルを極度に形式化して、耽美とオバケとオペラ趣味を塗したようなシュミットのデビュー作にして怪作。どいつもこいつも顔色が悪く、明らかに何かが降りてきている交霊会の電子音がもう『ラ・…

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TagTak
4.0

奇怪な蝋人形の如き人間たちが繰り広げる腐臭漂う優雅な宴は、次作『ラ・パロマ』序盤の前哨戦と言えよう。シュミットと終生コンビを組むことになる、撮影監督レナート・ベルタが創り出す濃厚な闇と色彩に中毒性が…

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