今宵かぎりは…に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『今宵かぎりは…』に投稿された感想・評価

ダニエル・シュミット監督長篇デビュー作。貴族とその従者の役割が逆転するとされるとある一夜を描く。

生気のなく無機質で、理路整然にして奇妙で、演劇的にして映画的と呼ぶしかない空間。ダニエル・シュミッ…

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あぁ
5.0

一日だけ召使たちが主人たちに労ってもらえるという設定からしてすでに優しさを感じますが、特にその一日だけという設定がベタながらもやはり非日常を感じさせてよかったです。

歴史的な階級の話はもはやここで…

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塩湖
4.5

デュラスとリヴェットが渾然一体となったような世界観で、限りなく死に近い生の状態を延々と見せられることの喜びがずっとあった。しかし長編一作目の時点で色々と完成され過ぎていて可笑しい。タイトルバックの木…

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フィルムから異様なほどの神秘性みたいなものが滲み出ていて、何かの儀式に参加しているかのような緊張感があった。
基本的には長回しと人物のアップショットが繰り返されるという構成で、内容は劇中劇と歌が大部…

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よ
4.6

最初の城のような白い建物と、その後ろに広がる空は最早昼なのか夜なのかわからないほど青々としている。
その後室内カットにつながるが、やはり冒頭の建物内とは思えない異様さがある。

同時に出てくるものも…

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4.5

寸劇中の娘を見た表情といいイングリットカーフェンさんに何度も鳥肌おっ立てさせられた。
なんか漁師の歌も好きだし終盤の階段降りるとこもカッコいい。
現代社会にも上下入れ替わる日があるといいのに。
ラパ…

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最後に提示される階段の存在。そこを降りるとき今宵の宴会は元通りとなる。あの階段の存在に『秋刀魚の味』のラストの階段を彷彿としてしまうのは深読みしすぎだろうか。
t
5.0

極上の闇パーティ動画でヤバ過ぎた。『ラ・パロマ』の一番好きなパートがずっと続く(あの二人も出演)。冒頭の怪奇雰囲気満載の音楽+屋敷ショットに始まり、召使と主人の立場が入れ替わる一夜を悪夢を彷徨うかの…

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ダニエル・シュミットが長編デビュー作として撮った傑作。

主従が入れ替わってるって設定はよくわからなかったが、暗い部屋で撮られた神秘的で超現実性も感じられるシーンの数々は見事と言わざるを得ない。

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あの世の宴、カーフェンさんのボヴァリー夫人、美しいベルタの光、我々は階級も歴史も拒否する、オープニングの曲が好きすぎる

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