終盤が近くなって、物語が悲しい方向に揺れ動いてゆく後ろで、祇園囃子の鉦の音が控えめに鳴り響く。祇園囃子は、いつの時代にも、人の営みの奥で鳴りつづけているのだと思わせる。
溝口健二、依田義賢、宮川一…
「みんな嘘つきばかりや。京都の名物も世界の名物もみんな嘘や。お金で買われるのが上手な人が出世して、下手なのは私みたいにボイコットされるんやないか。身体を売らんとやっていけんのやったら私、舞妓やめる…
>>続きを読む華やいで賑々しい世界に二人だけ取り残されていく様を祇園の深くて狭い路地を覗き込むように撮る。コンチキチと祇園囃子が通りからもの悲しく聞こえてくる。
孤独がヒシヒシと迫るほど肩寄せ合う二人が哀しい。
…
因習村シスターフッド。
恐ろしいのは二人の助け合いも下品なヤクザ紛いの金持ちも胴元も寄り合いという意味合いで同じであり、仁義の世界に他ならないこと。
先斗町や木屋町っぽい景観がいい。70年経っても…
これは、まさに極道の世界だな。。仁義”ある”世界。
男どもの下衆さ加減に囚われるとこの作品の核を見失ってしまいそう。
絆(悪い意味で)にがんじがらめになっている中で、いかに生きていくか。
そこを打…
若尾文子さんにはじまり若尾文子さんに終わる。
なんと初々しい若尾文子さん。
若尾文子さん、だけを観ていて、終わってしまった。
(大映のスターになるだけの逸材。
磨く前の宝石。
もう褒め言葉しか、僕…
祇園の芸妓、美代春(木暮実千代)は母を亡くして舞妓を目指す栄子(若尾文子)を引き取る。舞妓修行を経た栄子は美代栄として見世出しし、車両会社の専務に見初められるが、強引に言い寄る彼に大けがを負わせてし…
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