冒頭から笑いあり涙あり、こんなに速い展開で笑ったり泣いたりするなんてことはない。
やっぱり脚本が池田忠雄だからかしら、名作ですわ。小津安二郎監督には脱帽です。こんなに心痛み、深く、優しく、おもしろい…
この映画ほんとうに好き。笠智衆の口上も見ものだし、海辺も干し柿も写真もいいなぁ。家(といっても焼け跡だが)は築地あたりらしい。上野公園の浮浪者も印象深い。
おたねさんが散々怒った後で悪かったよって謝…
終始笑いっ放しのおかしみが、実父小沢栄太郎が息子青木放屁を引き取りに来てからの涙涙の感動は、名匠小津安二郎監督を以てしての人情喜劇映画の極地に達した傑作。占い師笠智衆が九段から連れて来た孤児を、長屋…
>>続きを読む九段の鳥居から子供拾ってきて置いてく笠智衆。飯田蝶子の憎ったらしい〜!と睨みつける顔がまた良すぎる。じわじわと母性愛出てきたところでお別れしても、流す涙はあの子のため(キリッ)ってのも江戸っ子っぽく…
>>続きを読むブル入った土佐犬面で、コチコチの握り飯みたいな面した餓鬼に『めっ!』って放つ飯田蝶子だけで満点上げる。展開が急なのはともかく、アンを引き取るマリラ・カスバートばりに人情に絆されるからの、小沢栄太郎登…
>>続きを読む物凄く良かったし刺さった。
父親役でよく見る俳優が若くてびっくりした。調べたら笠智衆っていう人で日本人離れした名前で、それにも驚いた。
人物を小さく捉えたショットが多かった。ミニチュアみたいな可愛ら…
このレビューはネタバレを含みます
めぐさんのイラストから。
人は愛され、愛すという行為が必要なのかも知れない。そこを失わないようにという警鐘を、ハートフルな人間描写を使って鳴らしてくれている。
相手の仕草が移ってしまうなんて、何…
海岸のシーンすごい。
最後のシーンのセリフも鋭い。
何というか、無駄がないというか……
人物の動きをどうやって撮るか考え尽くされてる。特におたねが子どもを探し回るシーンなんかはヒキのショットが連続…
1947年にきれいにそびえる築地本願寺の異形に興奮。あの辺りは空襲被害免れたのか?長屋にもバラック感まったくない。男達はずっとテキトーなので紳士じゃなくて淑女録。けど笠智衆は絶品のど自慢。「のぞき」…
>>続きを読む本作、4Kデジタル修復版上映にて鑑賞したので、
そちらの枠に、2024.3.28レビューを投稿しました。
『長屋紳士録』4Kデジタル修復版の方(パングロスの映画一覧で本枠の15個前)でレビューをご覧…
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