長屋紳士録に投稿された感想・評価(★2.1 - 3.0)

『長屋紳士録』に投稿された感想・評価

aco
3.0

焼け野原で迷っていた孤児を、嫌々ながらも引き取って面倒を見る長屋の人々の姿を描く。

夫と子を失ったばかりの中年女性おたねが孤児の世話を通じて母性を取り戻す。飯田蝶子の演技が素晴らしく、序盤の憮然と…

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良くも悪くもご近所さんとのさ間柄が、近い。
子どもを預かるのを嫌がって他の人に押し付けても、それで関係が拗れる事もなく、他のことでは協力している。
また、嫌がっていたおばちゃんも、坊やが最後にはいな…

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now
3.0

ハレのシーズンですが、敢えてケの映画です。
言葉遣いは乱暴だが性根はやさしい下町長屋の住人たちと少年。その実、迷子。
長年付き合うなかで影響しあう存在もあれば、一時ながら大きな気付きを与えてくれる存…

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おばちゃんと坊やの心の結びつきをもっと描いて欲しかったなぁ。
なんだかほのぼのした気持ちになった。
でも
おたねの気持ちを考えるとちょっと切ない。

血ではなく、その血を吸う蚤だけが「家-族」を「家族」とする。家族なんて"動産"としての、あるいは"象徴"としての家に集まってくるもんであってもともとそこにあるのが当然のものなんかではないのよ。にして…

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filmoo
2.5

このレビューはネタバレを含みます

小津安二郎7本目。
7本観た中では状態込みで一番まともな映画だったけど特別面白いわけではなかった。少し甘めに見積もって2.5点。
小津は今のところ金と親子と義理人情のどれかもしくは複数がテーマの作品…

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このレビューはネタバレを含みます

普通すぎる。急に子供に愛着湧いたなおばちゃん、という感じ。特に可愛げのある子供でもないのに。このおばちゃん役の女優さんが、本当に見たことあるようなおばちゃんで凄い。リアリティすごすぎる。今の映画だと…

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Taul
3.0

『長屋紳士録』初鑑賞。小津の戦後復帰作。得意の子どもを使ったユーモアたっぷりの長屋もので、湿っぽさは控えめだが、なんてシンプルで切ない話だろう。日本人の人情が失われる危機感も台詞で多くありメッセージ…

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3.0

〖1940年代映画:人間ドラマ:松竹〗
1947年製作で、戦後の下町を舞台にした人情劇らしい⁉️
さすが小津安次郎監督❗って感じで、下町の人達を自然に描いて、戦後の情景をリアルに描いた作品でした。

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