長屋紳士録に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『長屋紳士録』に投稿された感想・評価

中盤まではあまり関係のない人物同士の会話などもそこそこあり、退屈な感じだったけど、終盤から引き込まれていった。

まあ、おたねが子供可愛くなるのは急な感じもしたけれども、ともに過ごした一週間でいろい…

>>続きを読む

戦争で親を失った子供に対する大人の態度がなかなかシビアで、終戦直後の余裕のない時代はこんなだったのかなあという気持ち。
最初は疎ましい存在だった孤児の幸平に愛情を持ち、自分の子として受け入れようと決…

>>続きを読む
子どもの処遇を2人が話し合うとき、子どもの目線でキャメラは2人を見上げている
紆余する道を登る田与↔︎まっすぐとこちらに走ってくる幸平

2025小津ぜんぶみる2/34
ゆず
3.8
高速で粉を炒る動作、シュール。西郷隆盛像
『麦秋』と同様、記念撮影が別離の儀式となる、限りある生を永遠の中に封じ込めようとする願い
4.0
おばあちゃんのしっかりした浜辺の走りと家での何かを素早く回す運動の動きすぎな面白さ。
肩の連動のシュールさも素晴らしい。
おばあちゃん若返り映画

こんちわ

戦前のコメディ路線を継承した本作は、占い師登竜堂(笠智衆)がどこぞから拾ってきた少年(青木放屁)を長屋の住人同士で押しつけ合うシーンから始まる。まるで戦争孤児のような風体の幸平少年、シラ…

>>続きを読む
kinomi
3.7

終戦80年特集で上映されていたので神保町シアターにて郷愁に想いを馳せるじいじ、ばあばと鑑賞しました。テーマがテーマなので鬱々とした気分になるのかもと身構えましたが、みんなでワッハッハと笑い楽しい時間…

>>続きを読む

1946年2月、日本に帰国した小津監督が
1年の休養の後に撮影した戦後1作目の本作。

これぞ人情だなあという作品。
主人公のおたねは、数年前に夫も子どもも
亡くし、長屋に一人で住み金物屋を営む。

>>続きを読む
sn
4.0
あまり言及されない小津安二郎作品だが、これ最高傑作に挙げられてもいいのでは?
敗戦の傷跡も生々しく映されているが、戦後を逞しくいきる市井の人間を描いた傑作。
小津の戦後第一作。戦災孤児を登場させたり、戦災孤児を押し付けられて途方に暮れる河村黎吉と、飯田蝶子。
文芸坐2にて

あなたにおすすめの記事