長屋紳士録に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『長屋紳士録』に投稿された感想・評価

こんちわ

戦前のコメディ路線を継承した本作は、占い師登竜堂(笠智衆)がどこぞから拾ってきた少年(青木放屁)を長屋の住人同士で押しつけ合うシーンから始まる。まるで戦争孤児のような風体の幸平少年、シラ…

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kinomi
3.7

終戦80年特集で上映されていたので神保町シアターにて郷愁に想いを馳せるじいじ、ばあばと鑑賞しました。テーマがテーマなので鬱々とした気分になるのかもと身構えましたが、みんなでワッハッハと笑い楽しい時間…

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1946年2月、日本に帰国した小津監督が
1年の休養の後に撮影した戦後1作目の本作。

これぞ人情だなあという作品。
主人公のおたねは、数年前に夫も子どもも
亡くし、長屋に一人で住み金物屋を営む。

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sn
4.0
あまり言及されない小津安二郎作品だが、これ最高傑作に挙げられてもいいのでは?
敗戦の傷跡も生々しく映されているが、戦後を逞しくいきる市井の人間を描いた傑作。
小津の戦後第一作。戦災孤児を登場させたり、戦災孤児を押し付けられて途方に暮れる河村黎吉と、飯田蝶子。
文芸坐2にて
YAZ
4.0

小津安二郎監督の観る

貧乏長屋に暮らす田代が子供
を拾って来るが同居人に嫌が
られる。向かいに住む後家の
おたねの所に連れてゆくが

脚本 池田忠雄/小津安二郎

久しぶり観る
戦後第一作で戦前に…

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3.8
上手い監督って、見るものを拒まない。
無理に引き摺り込もうともしない。
ただ、ある。

本当に心情が映像から伝わってきた。
特に、顔がいい。
胸が締め付けられた。
4.0

えー切ない…


小津作品って本当人情ドラマ。
心の中がほっこりジーンと温かくなる。


初めは子どもを預かるの面倒くさがってたのに
徐々に情が移ってくる姿がたまらない。

最後は立派な母親になって…

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3.3
戦後間もなくの貧乏長屋のほっこりした人情噺。ちょっといい話です。
「紳士録」ってとこがいいじゃん。

このレビューはネタバレを含みます

「めっ」「ぶつよ」「酷いことするよ」の飯田蝶子の無双状態。そんな嫌なおばさんが一時的に親とはぐれた子供と過ごすうちに母性に目覚める。それだけ。
あー綺麗ね。

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