女体オブジェで埋め尽くされたシュールな舞台美術が独特の世界観で乱歩の狂気を表現している。
誘拐監禁されるヒロインの緑魔子がアンナ・カリーナみたいなヘアメイクで退廃的な魅力を醸し出す。
ちょっと今の…
プロローグから異世界に突入する。これぞ江戸川乱歩な触覚的フェティシズムの極地。ダリの絵に出てきそうな怪奇すぎる美術とそれを活かしたチェイスに圧倒された。船越英ニの振る舞いが面白かったけど、ストックホ…
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85点
初めて日本人でカオスな部類を観た。
すごーく面白すぎる。痴人の愛1967の作品を作る増村さんの作品っぽかった。
盲目で猛獣のような執着心の男を掛けて
まさにタイトルどおり「猛目」な作品だ…
増村保造作品!
若尾文子映画祭でハマってしまって、割と商業映画を真面目にやっていると印象だったので気軽に観たら、なんなんだこれは…って感じでした(中盤の裸の彫刻の中で追いかけ回るシーンとか「オレは何…
最高。
視覚から多くの情報を得る人間。
その情報は確実に僕らを縛っている。
思い込み、決めつけ、自意識。
人間同士はその縛りに介入されない無垢な触れ合いを望み、
そしてその帰結が「痛み」の渇望にな…
◯増村保造による変態映画。
◯女性の体のオブジェ作りが趣味の盲目按摩師(マザコン)、セクシー美女を拉致して最高傑作を作ろうとする。美女は逃げ出すために男を口説きはじめるも、男の母親は女の企みを当然…
増村保造監督作品だから観たのだが、なんたる変態的映画!
これは観ているこちらまで頭がおかしくなりそうな狂ったドラマだった。
ただ、モデル女性(緑魔子)を拉致した盲目男(船越英二)のアトリエじゅうに…
3人しか登場人物がいないのにここまで引き込まれる作品は凄いし、美術セットが壮大。
江戸川乱歩好きとしては実写映画作品は盲獣が一番好きかもしれない。
江戸川乱歩らしいおどろおどろしさとエロチシズム
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