西鶴一代女の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『西鶴一代女』に投稿された感想・評価

R
4.8

封建的社会のなか、様々なしがらみに囚われながはも自分らしく生きようとする女、おはる。しかし、男たちや、当時の社会制度のせいで、洛中の裕福な生活からみるみる零落して、遊郭で働くようになり、そこから乞食…

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4.4

畳み掛けるしんどさが雨のようだった。
でもそんな畳み掛けるしんどさの中でも、お春は生きている。

このしんどさの中でお春が生きていることが、何より重要なのではないだろうかと思った。

しんどい中でも…

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サークル鑑賞。昔の映画は短い印象も、本作は2時間越えと見応えたっぷりで、お春(田中絹代)の転がり落ちる半生をこれでもかと見せている。





以下ネタバレ感想





若き恋心の代償は大きく、身…

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蕗
3.0

は?なんなん?と言いながら見た
映画としての完成度はめちゃすげえということは前提として、不幸続きすぎて一体何を描きたいんだ…?と困惑した
今も全然男性が下駄履いてる社会だけど、この時代に産まれなくて…

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Juzo
4.9
物語は単なる個人の愛憎劇ではなく、
当時の社会構造や女性の置かれた厳しい現実を反映している。
お春の人生は、運命や社会の力に翻弄されながらも、自らの存在意義を問い続ける普遍的なテーマを内包している。
ozabon
-

田中絹代がすごくて画がいちいち残酷に美しくて話は猛スピードでサクサク進んで三船敏郎なんて気づく前に死んでたし宇野重吉とかもびっくりするくらいあっさり死んじゃって大泉滉が意外と出番が多いし終わり方も素…

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kyu
-

計算され尽くした画と音楽。お嬢様から老女まで自然すぎる田中絹代。猛スピードで畳み掛ける絶望と悲哀。いやはやすごい。
だ
5.0
どの瞬間も美しくてもうだめ。何度も泣きそうになった。人生を塗り替えるレベルで刺さる。もう溝口だけ観てたい。
4.2

若輩者ゆえ、この時代の感覚をまだ掴めずにいるが、映画の質の高さに驚かされる。

ロングショットの長回しが特に好きだった。
お春(田中絹代)がどこへ行こうとも、決して逃してはくれず、カメラによってさら…

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tomoko
4.2

2025年234本目
男たちがお春にいろんなこと言ってたけど、元はと言えば男の身勝手のせいであってお春の責任ではない。父親と松平家の重鎮に殺意が湧いた。

老尼はあそこで拒絶するのではなく、正しい道…

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