溝口健二監督の観る
脚本 依田義賢
すごく久しぶり観る
男(たまに女)に翻弄され続け乞食
同然になるお春の一生。唯一の純粋
な相手三船敏郎との悲恋から転げる
ように
2時間余りをショートエピソ…
不幸すぎてどうしようもない。
現代がどんな酷い時代であっても、女性にとってはこんな時代よりマシだろう、進歩していて良かったと思う。
日本映画の代表作とされるのは、そんなストーリーではなく、長回しやカ…
ワンシーンワンカットが特徴的なだけあってクローズアップのシーンは1つもない。にもかかわらず、年老いたお春の厚化粧の醜さは引きで映しても分かるほど酷い。
ただ、終盤で田舎者から化け猫扱いされたお春は…
井原西鶴の「好色一代女」がベース
江戸時代、御所勤めをしていたお春(田中絹代)の流転の人生
その美貌ゆえに、多くの男たちに好まれ、また弄られ…しかしその負のスパイラルに抗うことすらできないひとりの…
鬱映画の一つだと思う。溝口健二映画の中で一番関西弁なのか標準語なのかどっちつかずな言葉が使われている作品。(東宝で撮られたからやろうか)
大泉ポー。長編かと思ったら1人の人物の中編エピソードを集めた…
容赦がない。
無垢な女を運命と時代と男が、際限なく下へ運び続ける。
次第に、若さ故の美貌も無垢も剥がれ落ちて、そうなってしまったら居場所はもうない。
現代のルッキズムへのアンチテーゼになってる。
…
このレビューはネタバレを含みます
見ててだいぶ精神がすり減る。見終えた余韻が悪夢から覚めたときのそれ。
お春の仕草や振る舞いが終盤にかけてどんどん俗っぽくなっていく、この「聖」から「俗」への転落がとにかく悲痛だった。化け猫の仕草を…