溝口健二監督没後70年記念
神保町シアターで上映会をしていたので新・平家物語をみてきました。
それに引き続きこの作品を鑑賞。
登場する男達、とんでもない◯ずが勢揃い。そういう時代だったんだろうけ…
家父長制と封建制度の理不尽さと男の加害性を主とした人間の卑しによって転落し続けるお春。こいつらブチのめせ!と何度思ったか。迎合しない(しきれない)姿に矜持を感じつつ、またそれ故の物悲しさもある。物乞…
>>続きを読むこの時代の溝口は完全にゾーンに入っており、映画史に残る不朽の名作を連発するのだが、その中でも指折り。
御所勤め(今で言うと宮内庁勤務。ちょっと違うかな)から、将軍の子供を産むひとりの女が何も悪いこと…
これは凄い映画だ。カメラワークが面白くてそれにばかり気を取られてなかなかストーリーにまで集中できなかった。
と言ってストーリーがつまわないわけではない。
家制度と男社会の勝手とデタラメに翻弄される女…
欧米から評価されるのもわかるというか、イヴ・セジウィックらが幅を効かせる30年前くらいに既に映画でこれを描いているの凄すぎる。天才すぎ!
溝口健二は2、3作品しか見たことがないのだが、家父長制や男…
このレビューはネタバレを含みます
溝口健二監督は悲劇的な女性の人生を描くのが本当に巧い。
男の身勝手さによって弄ばれる女性たちや、金や権力によって振り回される女性たち。
御所に勤める由緒正しい家柄の娘だったお春が身分違いの恋をした…
若きお春(田中絹代)は公卿の若党、勝之介(三船敏郎)との逢引きが見つかり洛外追放となるが、世継ぎ目当ての主君の側室となり嗣子をもうける。その後、実家に追われたお春は父親に島原の遊郭に売られ、無情な運…
>>続きを読む歳をとり周囲からも嘲笑の対象となってしまった街娼のお春を描いていく映画
男に搾取され続け歳をとっても若い振る舞いを強要される哀れな女を描くことで社会的風刺にしたという点は近年のサブスタンスにも通底す…
不幸の多重債務って感じ、昔の作品って多かれ少なかれ不幸に不幸を重ねてくるの多いよね。
若い娘を演じるのはだいぶん無理があるけれど、一代記を演じるならこの配役だったんだろうな。
遊郭でお金をばら撒く…