言葉は魔力を持つ。
レニー・ブルースは言葉の多義的な意味を縦横無尽に引っ張り回し、その言葉が発せられる場所・その言葉を受け取る他者の認識を揺さぶり、コメディに変えていく。
とてもスリリングな瞬間だ。…
レニーのステージは、だいたいにおいて含蓄がある。学校や公園でしゃべってるわけでもないし。
汚いことをやっているのはどちらか。
形式を守るより、誠実に向き合ってくれれば、正しさが伝わったのでは。
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「スィート・チャリティー」「キャバレー」のボブ・フォッシー、3作目の監督作。スタンダップ・コメディアンの話だったので、ミュージカルを期待していただけに、驚きの作品。ダスティン・ホフマンのパワフルな演…
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>>続きを読む過激な漫談で人気を博したコメディアンの生涯。
下ネタ時事ネタ人種差別、何でもアリだがそれを語るには理由があるのだと、つらつら述べる彼の芸風?人となり?にはなんだか好感が持てた。 ダスティン・ホフ…
このレビューはネタバレを含みます
強烈な社会風刺で笑いをとるレニー。人気が出ると反社会的と言われ逮捕、裁判へ。俺は偽善を暴くためにやっているのだと訴えます。どんどんレニーの人生に引き込まれていきました。さすがのダスティンホフマン で…
>>続きを読む【第28回カンヌ映画祭 女優賞】
『オール・ザット・ジャズ』ボブ・フォッシー監督が実在のコメディアンを描いた伝記映画。元ストリッパーの妻ハニーを演じたヴァレリー・ペリンがカンヌ映画祭女優賞を受賞した…