ミステリー小説「倍額保険」を映画化したこの作品。
何と言っても監督・脚本を兼任するビリー・ワイルダーに加えて、ハードボイルド小説の雄レイモンド・チャンドラーとの共同脚本というのは実に豪華な布陣。
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名匠ワイルダーの初期傑作。保険会社の営業マン・ネスが自動車保険更新に訪ねた先の人妻の誘惑に負け夫の保険金殺人に加担するが…。後年のコメディ映画の名匠の面ばかりでなく『失われた週末』『サンセット大通り…
>>続きを読むビリーワイルダー作品
主人公が映画の最初から犯行を語り続ける一人称の手法が生かされていて、彼とともに観客も騙されたり、緊張感を強いられる。
私自身は展望室に人がいた時点で失敗だったと思う。
更に葉…
ビリー・ワイルダーとレイモンド・チャンドラーが組んだサスペンスだけあって非常に見応えあった。
ストーリーが進むにつれ、ネフの心情の変化とともに、追い込まれていく様や家族の状況、キーズの勘、娘ローラと…