ポチの告白の作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「ポチの告白」に投稿された感想・評価

くぅー

くぅーの感想・評価

4.2
my映画館2009#47>米国では腐敗したポリスの世界を重厚に描く作品が割とあるが…日本の警察を舞台にとことん描き切ったのが本作で、もちろん警視庁の協力無しに撮り上げた高橋玄監督に思わず敬礼。
とにかく汚れた3時間超…権力の言いなりに成り下がった狂犬達を余すところなく見せられ、苦虫を噛み締めまくりつつ、ホラーにも通じるテンションで、時間を忘れて見入った。
まぁ、昨今の警察関係者の犯罪のニュースを見る度に、この作品の凄さが浮き彫りになる訳で。
名バイプレーヤーの菅田俊の真骨頂も堪能。
なかなかの衝撃作。

ドキュメンタリーとしてかなり肝の座ってる。

たぶん製作者サイドは国家に狙われている。
これを見ても、警察を非難したり軽蔑はできなかった。

起業家以外は、言うなれば全ての人が飼い犬(ポチ)であり、これは警察組織に限ったことではない。

合法的に拳銃や警棒などの凶器を携帯し、改造した高級車に乗る。
「日本最大の暴力団」という台詞も分からなくもない。
だが、劇中の警察官は真面目なカタギには危害を加えない。
半グレや犯罪組織を利用し、搾取する。
それなりの正義はあるように見える。
しかし、それは私刑であり、憲法にカタギもヤクザもないのだ。

正義とは一体何か?
人を裁くとは何か?
人を裁けるのは何者か?

ポチの感想でした。
はじめは真面目な警察官だった主人公(菅田俊)が、組織のなかでどんどんクソになっていく。

都合が悪くなったらポイされる様子、記者クラブの使い方など、
観たあとに実際の警察内部はどうなっているのか知りたくなった。

昔っぽい映像なので、少々見づらい。
菅田俊の声がガラガラ系なので何回か巻き戻しながら観た。

とても面白かった。
ピロ子

ピロ子の感想・評価

5.0
絶句。
「日本で一番悪い奴ら」を楽しみにしていたけど、まだその時には予告を観ていて、あの「凶悪」の監督だとは思えなくて観る気も失せてしまいました。
重々しくかつ力強い、私が観たかった「警察のいろいろ」作品でした。
交番が不似合な、どっちかというと逮捕される側の人間っちくな主人公。警察の深い泥沼の中途半端な深さに沈められ、上司から警察の「裏事情」を教えてもらうけども、主人公が「底」だと思っている泥沼はまだまだ深い。
余りの時間の長さに敬遠していたけど、タイトルからして、何かあるんだろうな、と思っていたし、何よりこの作品、ラストに向かっていくエネルギー。どんどん高温になっていって、もう口パクパクしてます。
感想をこうやって書く時に、タイトルを探して書きますけども、観たい人、観た人の少なさに悲しさいっぱいです。私の感想は、やたら5.0が多いですけど、この圧倒的な作品にはひれ伏すしかないです。
yoo

yooの感想・評価

3.5
巡査として実直に勤務し、ある日刑事へと選抜昇任した警察官が、上司である刑事課長の裏の警察組織犯罪に巻き込まれていくというストーリー。

ストーリーとしてはわかりやすく面白いのですが、長い‼︎2日かけて観ました。3時間かけてでも警察犯罪を世に知らしめたかったんだなと思います。日本で一番悪い奴らを観た後だったから多少免疫があったけど、それにしても、都合が悪くなるとこれまで従順だった部下を餌食にするとか酷すぎる。ラストの、正にポチの告白は衝撃的です。一見の価値あり。
odoro

odoroの感想・評価

3.8
腐敗した警察組織に実直な巡査が染まっていく姿とその末路。三時間超えですが、菅田俊さんが任務を全うしていく毎に変貌していく様子に引き込まれて飽きはしませんでした。
警察不振に拍車がかかりましたが、国をまとめるには、これぐらい悪どく汚い手を使わなあかんのかもなと思ったり。課長の『夢の共和国だよ~』が怖い。100%フィクションでありますように。

このレビューはネタバレを含みます

3時間以上もある長編ですが、飽きないです。警察組織の腐敗を露骨に描写していて、よくぞ没にならなかったなと感心します。主人公の交番勤務のヒラ警察官が、警察組織の犯罪に手を染めていき、最後は警察組織から捨てられるのですが、北野監督のアウトレイジシリーズとはまた違う警察官の腐敗が描かれています。ラストは警察組織から捨てられた主人公が留置所で、「私は犬です!ワンワン!」と繰り返して叫ぶのが印象的でした。警察官を目指す人は絶対に観ないように。
菅田俊で当て書きされた、コワモテながら実直な警官が組織の中で変わっていく様がリアル。

この映画のように100%警察が腐敗しきっているとは思わないし、別に警察に限ったことじゃない。

組織がデカければデカいほどなおさら。
組織に個人が、いつのまにやら殺されていく。

「みんなでやってんだから大丈夫ですよ〜」

「みんなやってるよ〜」
Poppy

Poppyの感想・評価

3.8
警官だって人間なんだからクリーンだとは思ってなかったけど、多少デフォルメがあるとしても綿密な取材のもと行われているようで、恐ろしい。
映画として古臭さは感じましたが、インパクトはありました。特に最後。