喜劇王チャップリンの長編作品の中ではかなり笑いが少なく、文学的な香り。
名画座でフィルム上映してくれたので久しぶりに観たんですが、オーソン・ウェルズ原案であることを初めて知りました!
どこまでウェル…
「事業の歴史を見なさい。戦争闘い、すべて事業です。一人殺せば悪党で、百万人殺せば英雄です。数が殺人を神聖にする。」
このたった数十秒の台詞のためにある映画
ブラック・コメディと言うべきだろうか
…
30年勤めた銀行をクビになった腹イセに、
次々と保険金目当てに中年女を殺していく。
ラストで大量殺戮の戦争を痛烈批判するために
作られたような、ブラック・コメディ。
毒が強すぎて…
この作品の前作『独裁者』『モダン・タイムス』と後作『ライムライト』を両方見た身としては、ここが彼の分かれ目であったと感じた。『独裁者』と『殺人狂時代』の間でチャップリンの精神に何らかの変化がもたらさ…
>>続きを読む「1人殺せば悪党、100万人殺せば英雄」という強烈なワードが刺さる。
チャップリン映画としてはシリアスだけど、風刺映画としてはコミカル。
チャップリンにしかできないブラックコメディだと感じる。
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初めて観た。
連続殺人犯をこう描くのはいまの時代にはできないことだ。でも実は犯人たちは特別な人ではなく、普通に周りにいて言葉を交わしている誰かで、犯罪を起こすような何かがその人にあるなんて思いもよら…
あのチャップリンが連続殺人鬼を演じるということで、かなり興味をそそられた作品だ。
劇中で無惨な殺しの描写はないものの、チャップリン演じるアンリ・ヴェルドゥの獲物を罠にかけようとする時の狡猾で冷たい表…
10代の頃は、それなりに面白かった作品。
大人の視点で観たら、ブラックな笑いがより痺れるだろう!
実際観たら、うーん……でした(泣)
劇場初鑑賞で、期待が高すぎたかもしれません。
スラップステ…
列車の車輪のカットが不穏でいい
湖での能天気なターゲットとのやりとりが面白い
「化け物よ!あぁ私だった、反射よ」とか
狙われる側が狙う側の気持ちを代弁するのとか喜劇パートはさすが
シリアスなパ…
女の人の毒殺をやめたシーンは印象的。女の人はその後お金持ちになり、親切は必ず返ってくるのだ!というど鉄板な展開かと思いきや。
車で逃げられたというのに、男はワザと見つかるようにその場に残った。自ら処…