美しい故郷の村はナチスにより踏みにじられ、父は戦死、母と妹も失ったイワン。深い憎しみから少年斥候として友軍に協力し危険な偵察活動に従事。司令部の大人たちは12歳のイワンを憂い幼年学校に行くよう促すが…
>>続きを読むなかなかに繊細な映画だな。
ライフイズビューティフルや豊かな生活から戦場に巻き込まれる転落人生てのは戦争映画あるあるだが、最初から真っ暗闇でもがいてる子供てのは意外と新鮮かも?
撮影技法がとにかく…
今までで一番見やすいタルコフスキー作品
戦争と子供を題材にしているように見受けられる。一番印象に残ったのは終戦直後のドイツでの描写。戦争の下で平等に死に至った子供らを見せつけられた。また、最後の砂…
母親を殺され、
幼年学校に入れられることを拒否し、
独露戦で偵察として働き続けた少年が、
敵地で殺される話。
母親に井戸には昼に星があると教わり、
井戸を覗き込むときのキラキラした目と、
井戸の中…
【狂ってる世界でまともなのは、僕だけ?】 [93]
“戦争は冒険でも恋愛でもない。”
“子供だって女だって許さないのが、戦争。”
“黒澤明はこう言った「タルコフスキーは難解ではない。彼の感性が鋭…
家族を殺され、戦争の最前線で偵察員として戦う少年を描いた映画。
平和な時代のイワンと、家族を失ってからのイワンの対比が凄まじい。血なまぐさいシーンやアクションシーンはないけれど、イワンやイワンに関…
タルコフスキーの長編デビュー作。
看護中尉と大佐が塹壕をまたいで抱き締める映画史においても有名なショットをみれただけで大変満足。
さらに、タルコフスキーの世界観はデビュー作からずっと一貫…
・空と木と光、モノクロの世界とは思えないくらい色彩が豊か
・戦火によって焼け野原になった街の寂れた様子はタルコフスキー作品でよく出てくる廃墟のような独特の郷愁が漂っており、悲惨な文脈で出てくる風景の…
ドイツ軍との最前線への投入を希望する以外、イワンの所作や表情はどこからどう見てもフツーのいたいけな子供でしかないのが恐ろしいし哀しい
戦後発見された彼の死刑執行の通知と天国のようなラストシーン(おそ…