【ロッセリーニ先生のお時間です】
イタリアン・リアリズム戦争3部作の第1作め。
WWⅡ末期@ドイツ占領下のイタリア
僧侶のノリツッコミが良い。
ちょっとした動作(男女の裸像を見えないように背中合わ…
肉体は滅ぼせても、魂は滅ぼせない。
【感想】
イタリア・ネオリアリズモが本当に好きだ。
有機的一体性を保持した上で、緻密に、あるがまま描かれる劇的なモチーフ。別の時代の別の国の人間に自分が反射する…
バーグマンを虜にして、アメリカを棄て、イタリアへ走らせたというこの映画をようやく観た。
ここには、良く出来たお話などではなく、切れば鮮血が噴き出す人間たちがいる。
プリーモ・レーヴィが残した言葉、…
『無防備都市』(1945)
『戦火のかなた』(1946)
『ドイツ零年』(1948)
『神の道化師、フランチェスコ』(1950)
『殺人カメラ』(1952)
『ヨーロッパ一九五一年』(1952)
…
「祖国と自由のために、彼らは戦った――そして死んだ。」
「これは、真実を映したフィルムである。」
「ローマは降伏しても、人間の魂は決して屈しなかった。」
「戦争が終わっても、この映画の叫びは終わらな…
様式(スタイル)と姿勢(スタンス)。その兼ね合いから生まれる語り(ナラティブ)。
映画史それ自身にほとんど関心はないなか、しかし、なぜフェデリコ・フェリーニは、異様にも感じられるあのような作品を撮…
ネオレアリズモが映画の転換期であったという歴史的観点から見れば映画史において重要な作品群であるが、あらゆる映像に慣れてしまった現代に評価するのって非常に難しい気がします(ネオレアリズモに限った話では…
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