神様は見ておられるのか?
ロッセリーニらしい作品。男と女に、信仰と神の不在、そうした要素の相克から理想主義的には終わらない現実主義のネオレアリズモまで観る者の心に確かな爪痕を残す。
正直、登場人物…
これからはパパって呼ぶの?の台詞に胸キュンしたり、神父さんがお茶目で可愛いな、なんて悠長に思っていたら… 残酷な展開に胸が痛む。父も母も兄弟も奪われた子供の後ろ姿、拷問に苦しむ声をかき消す美しいピア…
>>続きを読むよい死を迎えることは難しくない
よく生きることは難しいの巻
モノクロ
戦争三部作の一作目
第二次大戦末期、ドイツ軍占領下のローマの市井の人たちのお話
悲壮感で溢れてる画面から胸が苦しくなりますが、…
ロッセリーニの、『神の道化師
フランチェスコ』や『殺人カメラ』を観てから、今作をいよいよ観たのだが、イヤ、堂々たる映画でした。
強いメッセージ。抑えていても力強い俳優の演技。物語も面白い。ちょいちょ…
このレビューはネタバレを含みます
こっちのコンディションだと思うが、あまり集中ができなかった。
結婚式当日連れてかれる男を追う女の人のシーンがとても辛かった。
神父が亡くなり、悲しむ子供たちもとても悲しい。
敗戦した国では、救いがな…
このレビューはネタバレを含みます
第二次大戦終戦の年の作品
しかも日本と同じく敗戦側のイタリアの製作映画
日本とまた違った事情で
敗戦国として決して余裕がある状態ではないはずの国と年に世に出された
なりの
気概を感じる映画
…
前半ゆるめだったので第二部は胸もぎゅっと…。子どもたちの落胆が切ない。でも君たちが今のローマを作ったんだね。ただ、死刑執行人もまた死すのほうが好きかな。ネオリアリズモかと言われるとそうでもない気もす…
>>続きを読む非常に強烈な映画だった。ネオレアリズモって今となっては新しさはないのかもしれないけど、やっぱり印象に残る作品だなと思った。
時折ドラマチックな演出を見せながら、カメラも脚本もあくまで一歩離れた位置か…