ベルイマン作品の中で最もエンターテイメント性を取り入れた作品ではないだろうか。
とは言っても彼が元来テーマとしてきている生と死がしっかりと描かれており、そこに人々が持つ心の表裏と恐怖感を、それぞれの…
宗教と科学、生と死、真実と嘘、この映画は二項対立で構成される。一見高尚なテーマに対して映画を通しタッチは軽やかな喜劇調。
魔術がペテンなのかどうなのか、やはり科学こそが正しいのかという明言は避けなが…
ベルイマンの演出は、今作も計算し尽くされている。暗闇の中で浮かび上がる顔。無言の沈黙が言葉よりも重い場面。医師や官僚たちが見破ったつもりで浮かべる勝ち誇った笑みが、後に崩れていく皮肉な構造。
恐怖と…
今年の再見13本目。 13年ぶりに見た。 まあとにかく確かに、ベルイマン映画らしい雰囲気というかありましたよね・・・好きとは言えないけど嫌いともね(笑)。 あのお婆さん、魔女と言っても良いよね(笑)…
>>続きを読む森でぶっ倒れてた役者スペーゲルの死に対する考え方が孤独で空虚で真実だった。自分の魔術を信じられなくなった男にベルイマンは自身を投影してるんだろうか。見せかけの魔術より迷信や占いの方が金になる。科学と…
>>続きを読むスタンダードサイズのモノクロ映像がキマってる!
初ベルイマン作品だったけど洗練された構図と編集テクニックを随所に感じた
原題の意味は"顔"、英題は"The Magician"、邦題は"魔術師"と色…