「赤いやかん」を見るために鑑賞、色使いがまんまカウリスマキ、というかカウリスマキがまんま小津
彼岸花、どこかに出てくるのかなあと思ってたけど、実は最初から最後までずっと出てきてたんだね、Agfa …
全員の気持ちが同じ度合いで理解できるし共感できるし心が苦しい。けど人間味があって暖かい。本当に映画でも日常でも、大した出来事が起こらなくてもいいものなんだと。生活してて生まれる些細な心情の移り変わり…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
駅員たちがホームのベンチで油を売って、花嫁衣装を着た新婦の姿を眺めながら「さっきのぽっちゃりした方は良かったな」「あれは駄目だ貧相だ」などと、余計なお世話だと言いたくなるような他愛もない会話をしてい…
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□物 語 ★★★★★ ★★★
□配 役 ★★★★★ ★★★
□演 出 ★★★★★ ★★★
・テ ン ポ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆
・喜怒哀楽 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆
・ドキドキ ☆☆☆☆☆ ☆…
戦後、昭和の美しき日本の風景、古めかしくも色褪せない和装空間。ああ、なんとも伝統味のある映像作品なんだろう。良い部分ばかり切り取っても、とはあの頑固さをこうも滑稽に描かれると粗も取れますまい。人情物…
>>続きを読む佐分利信と浪花千栄子という図太い二つの軸があり、田中絹代が昇華させる。この3人が傑出し、画面に途轍もないエネルギーをもたらす。その点とても攻撃的だ。
娘を嫁に出すということはあまりにも多義的で、感情…