にあんちゃんに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『にあんちゃん』に投稿された感想・評価

juri
3.8

今村昌平といえばアバンギャルドなイメージがあったけれど、そっかシンプルに映画撮るの上手いんだなと思わされる作品。
鉱山、そこで働く人たちとその家族。
山と川と町がいっぺんに映るシーンなんて、ドローン…

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1959年公開の今村昌平監督の作品。地元の話なので見る機会があってDVDで鑑賞。閉山寸前の炭鉱の町で父親が亡くなり苦況の中で強く生きていく4人の兄妹の話。長門裕之、二谷秀明、西村晃、吉行和子などなど…

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D介
3.3

「にあんちゃん」=次男のあんちゃん

この時代の逞しさを、大いに感じる。
が、冷静に今の貧富の格差が激しい
今の我々にそれは残っているだろうか?
昔はみんな貧しかったからこそ、
成り立っていたのかも…

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原題『にあんちゃん』(1959)

監督:今村昌平
脚本:今村昌平、池田一朗
撮影:姫田真佐久
編集:丹治睦夫
音楽:黛敏郎
出演 : 沖村武、前田暁子、長門裕之、松尾嘉代、吉行和子、殿山泰司、他

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KMD
3.4
貧しくも明るく健気に、の代表的なやつ。炭坑っていう閉鎖された小さな島の大きな家族感がとてもよい。在日ってのも背景だしスパイスになっとる。みんな一緒にいれるといいね。

在日朝鮮人少女の日記を映画化した今村昌平監督の力作だが、いち早く斜陽となった石炭産業の惨たらしく捨てられた炭鉱労働者の家族離散の過酷な現実を浮き彫りにした手法はイタリアンリアリズム顔負けの出来映え。…

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九州の炭鉱地帯、在日朝鮮人一家の極貧な生活。
まるで独立プロ映画のようなプロレタリア。
今村昌平より浦山桐郎っぽい作風だなと思った。
(師弟なので因果が逆なんだが)

貧しくも逞しい人々。
まさに得…

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n
3.8
在日少女の日記を映画化した作品。ゆるやかな展開で今村昌平らしくないといえばらしくない感じだが、これはこれで良き。

今村昌平監督の出世作。前年に出版されベストセラーとなった炭鉱町の在日コリアン少女の日記『にあんちゃん 十才の少女の日記』を映画化。”にあんちゃん”とは二番目の兄への呼び方。文部大臣賞を受賞。

19…

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光彦
3.6

私がこれまで観た少ない今村作品が神々復讐楢山で性欲ごりごりだったから、正直意外だったしホッとした。まぁ原作が少女の日記なのだからそうなるか。
あんだけ山削って目当てが出なくなったら大騒ぎして閉山して…

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