このレビューはネタバレを含みます
85点
14歳の少女くっそかわいいすみ子。
病いの父の手紙を携え、面倒を見てもらう為叔父を訪ねる。
すみ子は手紙の内容を知らない(字が読めない)が、それは遺書だった(すみ子の学費入り)。
父やすみ…
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左翼運動の流行を背景にしたいわゆる傾向映画で、貧困から親が自殺し孤児となった少女の彷徨にこれでもかと不幸が重ねられた年代記。
撮影所の火災&戦禍の混乱で完全に消失したと思われていたフィルムが何の冗…
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長いプロローグのような映画。
どこに行っても不幸になってしまう主人公が痛たまれない。でもこの不幸は冒頭から言われているから覆しようもないなか更に辛いら、
冒頭と終盤の映像が欠落しているが、字幕から絵…
幻の名作。長らく紛失していたフィルムがロシアで発見され里帰り、修復・復元されたという壮大な前エピソードだけで満腹感。
30年度のキネ旬第1位も納得の、社会と大人に翻弄されるすみ子怒涛の地獄めぐり。溝…
社会主義思想の影響を受けた「傾向映画」の代表作。
高津慶子さん演じるすみ子の、あまりに不条理な人生を描く。不幸の濁流に飲み込まれた彼女は、なぜ事件を起こしたのか。
公開当時は「何が○○をそうさせたか…
90年前の映画らしいけど、本いいし撮影もいい、オーバーラップってこの時代からもあるんだなと知った。
戦前左翼映画。金に汚い大人がたくさん描かれて、その反対にどこまでも不幸がつきまとう主役。
悪者は…
某アニメのサブタイトルに使われていたから緊急視聴したけど良かった。
1930年に放たれた衝撃の邦画。キリスト教は神は愛だと語るが、それが否であることを明るみにするほど過酷な運命に翻弄されるすみ子の…
少女・すみ子が振り回される、過酷な人生を描き、行き着く先はさて…常に不穏な雰囲気で閉塞的でしんどいけどかなり面白かった。サイレント映画だけど、自然?な演技が新鮮だった!ロシアでフィルムが発見され復元…
>>続きを読む90年前に作られた無声映画。
約90年前って、満州事変があったりした年だから考えると凄い!
この映画のフィルムはもう現存しないと思われていたらしいけど、ロシアで保管されていて65年ぶりに日本へ帰って…