【伊丹十三 全映画上映企画 ⑤】
制作順でいうと「マルサの女2」に続く作品。
ちょっと「マルサの女」2作と比べるとテーマ性もエンターテイメント性も薄く感じられた。
宮本信子と津川雅彦の絡みは、さすが…
愛とは見えない財産だ!😁✨
◆ 事のあらまし ◆
ナヨコは芸者に住み込み、18歳を迎えた。
坊さんは、彼女を妻にしたいと申し出る。
彼女はめとられ、彼は出世するも他界する。
10年後、一…
観ながらどうもユニコーンの「与える男」が頭をよぎる(世代)。
映画のジャンルで言ったら大人の恋愛映画って感じ。
序盤、10代の生娘を演じる宮本信子にどうしてもツッコミを入れたくなる。
が、伊丹十…
「アンタは若いのにしっかりしとる。今度はアンタがアンタの幸せを掴み取るんだよ」
アバンタイトルの坊さんのお母さんとのやりとりにかなりグッときた。
正直、宮本信子が10代の女の子には見えなかったけど……
黒背景に白字幕で淡々と説明することでの不思議なテンポ感。良いは良いんだけど。
なんかその特殊な生い立ちがそこまで生かされてないような気がする。捨て子である意味。芸者要素はまあ確かに男を立てる女性みた…
子供の頃に本作のCMがヘビロテされていたので観たつもりでいたが、まったくの初見であった。
当時はキャッチーなタイトルだったのだろうが、令和の今から見ると違和感しかない。
遅い監督デビューとは言え…
捨て子.七月四日.ナヨ子,芸者預けられ,半玉,十八歳,坊さん六十二歳,初夜.照明点け消し合い,短大入り.事業勉強,旦那位上がり,三年後.旦那死去,権利書.遺言,電車.服ボタン引っ掛かり,痴漢疑い,男…
>>続きを読む付き合った男にツキをもたらす、通称“あげまん”といわれる女性と、彼女と関わった男達の話し。
宮本信子演じるナヨコが、かわいくていい女過ぎる。明るくて優しくて包容力があって。そして芯が強い。男じゃな…
このレビューはネタバレを含みます
日本映画専門チャンネルの録画。
35年前、バブル景気が弾ける直前、銀行員の浮き沈みを描くというドンピシャな時代性が凄い。
今(2025年)のコンプライアンス的にはいろいろ差し障りのある表現もあるのだ…