ローラーとバイオリンに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『ローラーとバイオリン』に投稿された感想・評価

Nao
3.5
音楽家少年と労働家セルゲイとの交流を描く。大学の卒業制作で作られて既に才気溢れる。『赤い風船』に影響を受けたとされ、先人のソ連映画のリスペクトも感じる。

本作は、タルコフスキーの第1作とされているが、57年に「殺し屋」というヘミングウェイ原作の19分の作品がある。全ロシア国立映画大学時代の作品。でも、公式に発表した作品ではないので、「ローラーとバイオ…

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konaka
3.5
この映画の45分の中で、主人公の少年は確実に成長していて、観るたびにそれを間近で感じられて嬉しい。一方で、大人になるということは子ども時代を失っていくということでもあって、その喪失感も毎回感じる。
煙
4.0
序盤、少年が階段を降りていくのをいろんな角度から映す。少女とりんご。多くの端正なショット。鏡。自転車の呼び鈴を放る手が映っていたのだが、あれはカットすべきショットなのではないか。

このレビューはネタバレを含みます

・後の象徴的SFの嗜好を垣間見せながらも、緊張と緩和、ストーリー性があり面白い。
りんご、赤、女の子、水面、鏡、鳩みたいな印象の羅列が面白い。水を越えたり、水面が揺らいだり…鏡の像にフォーカスした先のエンディングも綺麗。
おじさんと少年
音楽教室へ行く少年が帰ってくるまでのドラマ
いじめられ、気の合うローラーに乗ったおじさん
ロシアの巨匠タルコフスキー爆誕。バイオリン少年と道路ローラー車青年の束の間の友情を描く。鏡や水など後の作品のベースが既に感じられる。画質は悪いが監督の才能の片鱗が随所に感じられた。

本日10月31日は『ストーカー』Blu-rayの発売日!
ということで、タルコフスキー祭りを勝手に開催です。

1本目は、タルコフスキーがソ連国立映画大学の卒業制作として監督した作品。
卒業…

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正直面白かったとかはまだ整理できてないです。タイトルがローラーとバイオリンって比喩表現でかなり好き。
タルコフスキーの作品は初めてですが、なんとなくこれがタルコフスキーかと伝わってきました。カット割…

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