冒頭に強烈な赤色の放つ絢爛豪華な画面は登場人物の貴族たちが己の快楽と欲望に従って自由奔放に振る舞いながらも、そこはかとなく空虚な痛みを抱え、不自由な身振りを強いられている様子が描きだす。
キャメ…
ホントため息しか出ない。ヴィスコンティにしか撮れない屈折した耽美な世界。
シーン全てがバロック絵画のように過剰な色彩と陰影で構成され、徹底した貴族趣味で覆いつくされている。
東アジアの片隅に住む平た…
初見。字幕。
貴族の愛憎劇を描いたルキノ・ヴィスコンティ監督の遺作。
「イノセント」とは”罪なき者”という意味らしい。
映画に当てはめて考えると、この題名の解釈は難しく感じる。無神論者である主人公…
今回で見るの4回目だと思われる。ヴィスコンティの映画はどれもものすごく濃厚なのだが、本作は濃厚すぎて途中で胸焼けしてオエってなる。一回で全部見きるのが大変な一作。何が濃厚ってとにかく映像がすごい。貴…
>>続きを読むヴィスコンティ最後の遺作
締めくくりに相応しいラスト
装飾品・衣装などに関しては長年撮ってきたヴィスコンティ芸術の最後にして一つの到達点のように見えた
もはや不倫ネタも清々しささえある
悪気のな…