う~む。色々な意味で難敵ですね。
これは間違いなく傑作なのでしょうが、親の立場として、ラウラ・アントネッリ演ずる奥方の愚かさがあまりに許しがたかったので、星半分減点致します。その度はずれた愚かさを…
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Mozart
《Piano Sonata in A major, K.331》
Chopin
《Barceuse Des-dur Op.57》
《Valse Des-dur Op.64-1》…
北イタリア有数の貴族モドローネ公爵である父を持つ、ゴリゴリの上流階級ルキノ・ヴィスコンティの遺作。
その“お高さ”から、好き嫌いはわかれる監督だとは思うし、現に私も全ての作品を愛してやまないような…
ヴィスコンティの作品では一番好きだな。カーテンやドレス、シーツの布の厚みに加えて毛皮までてんこ盛りなので若干うっとうしいくらいに感じる画面のためか、ジャンニーニもラウラ・アントネッリも汗まみれだ。ジ…
>>続きを読む背中に飛び蹴り喰らわせたいくらい徹頭徹尾どうしようもない男なのだけど女たちが代わりにちゃんと飛び蹴りしてくれた。彼女たちは不幸ではない。未来を見ている。
自己弁護と自己正当化を無神論と現世主義に落と…
この世に存在する無垢なもの_
愛について人はどこまで純粋になれるか_
ヴィスコンティの遺作
日本版ポスターのアートディレクションを担当したのは石原瑛子さん。
ガブリエーレ・ダヌンツィオの「薔…
クズ男の旦那が、愛人の子どもを身ごもった妻に最初に子どもをおろすようにせまるシーン。「信仰は関係ない。これは生命と生命の問題だ」と詰め寄る。
神と、倫理と敵対し、人間を代表して状況をコントロールし…
貧しいイタリア社会を冷徹に描写したネオレアリズモから始まり、その視点は社会の底辺から上流階級へと移り、絢爛豪華で耽美的な数々の名作を世に遺したヴィスコンティ。
貴族の末裔である彼が最後に遺した作品…