このレビューはネタバレを含みます
衣装や描き方も勿論美しいのだが、どれだけ美しい画を作っても不倫というものはどの時代も変わらない。
たいてい妻が貞淑で家事掃除もできそうな内向的美人、不倫相手は妻にない魅力を全て兼ね備えたように見え…
イタリア貴族の堕落を描いている……というか、家同士の取り決めとしての結婚が意味を為さなくなっていく話。
フルチの『ザ・サイキック』が有名なジェニファー・オニールがテレザ役、そして34歳で髄膜炎のた…
自分の不倫には熱くなり、妻の不倫には嫉妬する。誰からも愛されないのなら死んでしまう、主人公は幼稚で短絡的な男だ。イノセントとはこの男のことなのか。
ヴィスコンティの貴族を描いた作品はほんとーーにセッ…
貴族夫婦の不倫と復縁と罪悪。
神がいないのならば罪は誰が決めるのか。
間がたっぷりで冗長に感じるが、『ヴェニスに死す』より断然わかりやすかったので、まだ面白く観られた。
家具や衣装が素晴らしすぎる!…
主人公トゥリオは死というものを分かっていない。
正しくは亡くなった人に対する、人間の感情をよく理解していないようだ。
例えば二人の兄弟がいて、弟が死んでしまったとしても、親の愛情の全てが遺された兄だ…