[愛と国の破綻から希望と再生の未来へ] 70点
アルゼンチン・タンゴの神様と呼ばれるアストル・ピアソラが音楽を担当した、ピアソラ=ソラナス三部作の一篇。ソラナスは本作品でカンヌ国際映画祭監督賞を受…
映像の美しさ、音楽や台詞の切なさ、政治情勢による荒廃感が調和して、言葉にしがたいエモーショナルな作品です。
学生の時に深夜テレビで放映されていたのを観て、タイトルもストーリーもうろ覚えであったが、…
選挙によって軍政が終わったアルゼンチンの1983年。釈放されたばかりの政治犯が、妻の待つ家にたどりつくまでのインナートラベルを、アルゼンチンという国がたどった暗黒期と重ねて、バンドネオンとともに歌い…
>>続きを読む前作同様メロドラマ的感覚と映像としての芸術点の高さが良い塩梅で調和していて見応えがある。「言えなくて・・・夏」型の邦題が本当に損している。ただ愛というテーマのせいで少し通俗的になりすぎた感はある。も…
>>続きを読む第41回カンヌ国際映画祭監督賞。
フェルナンド・E・ソラナス監督作。
アルゼンチン出身の映画作家フェルナンド・E・ソラナスが亡命先のフランスから祖国アルゼンチンに戻って初めて手掛けた復帰第1作目で…
政治犯として投獄されていた不穏分子のフロレアルが5年後に町へ戻ってきた1983年
アルゼンチンの軍事独裁政権が終わりを迎えた
彼のいなかった5年の間に多くの者が銃弾に倒れた すでに死者となった友人…