ドラッグによるトリップ場面や、3回描かれる失神場面はご愛敬。表現主義的な絵作りも、今となってはお約束に見えてしまう。などと、厳しいことを言ってしまうのは、ディック・パウウェルのマーロウがイマイチだか…
>>続きを読むレイモンド・チャンドラーの原作『さらば愛しき女よ』の二度目の映画化で、ミュージカル出身のディック・パウエルがフィリップ・マーロウを演じる。ハンフリー・ボガートのハードボイルドなマーロウと違い、見た目…
>>続きを読む意識を失う/起きるカメラのピンポイントなズームインアウトなど技法的にほとんど網羅している。机にズームインしてマーロウの回顧に進むカメラ、取り調べ室から窓へ舐めるようなカメラの滑らかさ。窓に映り込む大…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
次々と依頼主が現れて話が若干複雑だったがまあまあ面白かった。冒頭の光の部分から一気に陰の部分になる演出がラストにつながる瞬間が実にノワール的でヘレンの海の家にいるときの外の景色、ラストのアンがいるに…
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