戦後のまちの風景という舞台装置を、ふんだんに活かして作られた映画である。映画と戦後との「あらわされるものの関連性」を考える映画としては最たるものであろう。
この映画においては、少年が街をウロウ…
1948年のドイツ。貧しい家の少年が思い詰めた挙句の悲劇。1948年当時のベルリンでロケ撮影がなされており、まさに当時の街並みのドキュメンタリーにもなっている。こういうの見ると、そもそもは確かにドイ…
>>続きを読む今まで観た日本のどの戦後映画よりも強烈に日本零年感。敗戦国の一般民がどんな状況で生きていたかをこんなネオリアリズモで撮っちゃってる映画あまりないと思う。貧困にもがき苦しんでるのは元美しきゲルマン民族…
>>続きを読む戦火は鎮まったはずなのに
人々の心に燻り続ける残り火
病床に臥せる父、ナチスの残党として捕まりはしないかと身を隠す兄、日銭を稼ぐためにダンスホールで働く姉
そして年齢を偽ってまでも家族のために働く…
戦後のドイツ・ベルリンを舞台に、家族のために学校にも行かずお金を稼いでいる少年の姿を通して戦争の虚しさを突きつけるロベルト・ロッセリーニ監督作。
戦後の環境と極端な思想が無垢な少年の心を冒し、人生…
映画の中で少年は歩みを繰り返す。反復ともいうべき繰り返しだ。同じアングルで、歩みを繰り返す。階段を登る時も、もしかしたら同じショットを用いてたのかもしれない。バスを乗るショットを省略せずに挿入したり…
>>続きを読む地元のミニシアターで【ロッセリーニ×ゴダール/2つのゼロ年】をやっていたのを見に行けず、その2作品のうち本作がアマプラにあったので視聴。
第二次大戦で破壊され廃墟となったベルリンの街を彷徨う12歳の…
このレビューはネタバレを含みます
戦後の残骸の中で描かれた生きる事も困難な時代の中で必死に生きる子供、全く報われず終わるラストが切ない。
戦争の残すものの重みをずっしり感じれるので、戦争を軽く考えてる人々達に是非観てもらいたい作品…
© Cinecittà Luce, CSC - Cineteca Nazionale, Cineteca di Bologna, Coproduction Office.