中学生の頃、台所にあった14インチのモノクロテレビで見たロッセリーニは、なんだか生々しくて見るのが辛かった。あれから何十年の月日を経て、リストア版で見たロッセリーニは、とても意気揚々として見えた。そ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
瓦礫の中でも人々の生活は変わらずそこにあり、しかもこれがよく出来たセットではなく戦後間もないベルリンの廃墟なのだからより生々しく戦争の悲惨さが伝わってくる。零になってしまったドイツの空気感が重々しい…
>>続きを読むちょうど霜降りの「まだ大人になるなよ」が流行ったときに見たので主人公の決まりすぎる覚悟に不意に笑ってしまった。ナチ思想や過酷な敗戦後の社会が子による父殺しという救いの無さの引き金を引くことになるのだ…
>>続きを読む 戦後のまちの風景という舞台装置を、ふんだんに活かして作られた映画である。映画と戦後との「あらわされるものの関連性」を考える映画としては最たるものであろう。
この映画においては、少年が街をウロウ…
1948年のドイツ。貧しい家の少年が思い詰めた挙句の悲劇。1948年当時のベルリンでロケ撮影がなされており、まさに当時の街並みのドキュメンタリーにもなっている。こういうの見ると、そもそもは確かにドイ…
>>続きを読む今まで観た日本のどの戦後映画よりも強烈に日本零年感。敗戦国の一般民がどんな状況で生きていたかをこんなネオリアリズモで撮っちゃってる映画あまりないと思う。貧困にもがき苦しんでるのは元美しきゲルマン民族…
>>続きを読む戦火は鎮まったはずなのに
人々の心に燻り続ける残り火
病床に臥せる父、ナチスの残党として捕まりはしないかと身を隠す兄、日銭を稼ぐためにダンスホールで働く姉
そして年齢を偽ってまでも家族のために働く…
© Cinecittà Luce, CSC - Cineteca Nazionale, Cineteca di Bologna, Coproduction Office.