1948年作品。イタリア語だが、ロケ地はまだ復興前のベルリン(ドイツ語で撮影されたものをイタリア語に吹き替えたのが今作らしい)。
病気の父と捕まるのを恐れて引きこもる兄(観賞中はなぜひきこもるのか…
このレビューはネタバレを含みます
そ、壮絶...
/どういう過程で、どういう話し合いがなされて企画、撮影、製作、上映に至ったのだろう?同時期の黒澤映画「虎の尾を踏む男達」もだけど、まず当時の瓦礫だらけの、風景も精神も荒廃している…
冒頭、馬が殺されるシーンを見てカネフスキーの『ひとりで生きる』を想起する。そして、ラスト15分からが圧巻。いつの時代もその時代の傷を負うのは紛れもない「子ども」であり、一番の「弱者」だ。エドモンドが…
>>続きを読む病弱の父、元ナチ党員で引きこもる兄を抱え、
キャバレーで家計を支える姉とともに、
懸命に家族のために行動する12才のエドモンド。
ロベルト・ロッセリーニ監督の冷徹な人間ドラマ。
プライドだけは高い…
このレビューはネタバレを含みます
ロッセリーニXゴダール【2つのゼロ年】ロベルト・ロッセリーニ監督『ドイツ零年』(1948)鑑賞。
第二次世界大戦後の廃墟と化したベルリンを舞台にひとりの少年を通して戦争がもたらす残酷さを描いた傑作…
ドイツ零年は小児愛が疑われるナチス信奉者の残党みたいな男が、小児愛の自己正当化のためにファシズムのロジックを持ち出して「弱肉強食」を少年に語り、少年を思わぬ方向へ導いてしまうのが興味深い。
ファシズ…
ジャン・リュック・ゴダール監督の新ドイツ零年を観る前の予習を兼ねて。
全然違う映画ですけど。
ロベルト・ロッセリーニ監督の作品はネオ・リアリズモと言われていますけど、「無防備都市」等観ると現代の映画…
戦後ドイツの瓦礫の中で、それでも生きようとする人間のエネルギーと極限状態において表れる人の生の肖像を捉えた傑作だった。
冒頭、病床に伏した父親の部屋で兄の出頭について話し合うシーン、部屋の中を姉やエ…
© Cinecittà Luce, CSC - Cineteca Nazionale, Cineteca di Bologna, Coproduction Office.