ドイツ零年に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『ドイツ零年』に投稿された感想・評価

ロベルト・ロッセリーニを観ながら、あぁ、そうだったんだとフランソワ・トリュフォーを抱きしめたくなったのは、『大人は判ってくれない』(1959年)に観た、あの胎動するようなパリの街並みの秘密がここにあ…

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4.4
不可逆的な時間を語るかのような最後の列車が、少年の悲劇を一層引き立てる
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ロベルト・ロッセリーニ監督作品。敗戦直後のベルリンが舞台。主人公エドモンドの家庭は父は病弱。兄カールは働かないためエドモンドが稼ぎ手になっていた。
かつての担任の先生から、弱い者は強い者に滅ぼされる…

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tomoko
4.4

2025年246本目
”Ein Film über das Ende der Unschuld.“
(「無垢の終焉を描いた映画」)
„Ein Kind in den Trümmern einer z…

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イタリア映画におけるネオリアリズモの巨匠,ロッセリーニが敗戦間もないドイツを舞台に描いた作品。

本作は敗戦後2年目という、戦争の爪痕が街にも国民の心にも生々しく残るドイツでオールロケで撮影されたそ…

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4.5

前半と後半で絶望の性質が変わる。
前半は必死な絶望だ。「〇〇だから絶望」と言える、指をさせる。
後半は、絶望の虚さそのものだ。それを子どもに語らせる。死を敗戦を貧困を語らせたんだ。

父親が帰ってき…

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GUJIN
4.3
ドイツが戦争に負けて国民は貧困に喘いでいる時代の話。主人公の少年の子供ながら子供では背負いきれないほどの責任を感じている雰囲気など戦後独特の冷たさを感じる傑作。
5.0

このレビューはネタバレを含みます


ネオレアリズモ。ロッセリーニ戦争3部作の3作目。

エドムントと一夜を共にしてタバコを1本くれた少女が、ちゃんと描写されないだけにすごく印象に残った。あれってそういうことだよね…? タバコくれるの…

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悠真
4.5

ネオレアリズモ、サスペンス、不良少年が混ざり合ってて、観たことないタイプの最高の映画

BGMの感じは違うけど、アメリカンニューシネマにも通じるようなカラッとしたクールさを感じられる
(BGMはわざ…

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sss
4.4

敗戦直後のベルリンの風景が、映像で語る語る。
わたしの好きな映画の多くは、ネオリアリズモ的であるが、その始祖ともいえるこの名作をスクリーンで観られたことが感慨深い。

横浜聡子監督の解説付きで鑑賞し…

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