少年が俯いて歩いていると、ふいにオルガンの音が聞こえてきて、立ち止まって見上げる少年の顔に陽の光がさす。そしてカメラが少年の背後に回り込むと、少年の視線の先には教会が神々しく建っているというショット…
>>続きを読むドイツ敗戦後の本物の瓦礫
人々が教会から聴こえるピアノの音に足を止める中、エドモンドがひとり歩く姿が寂しい。
誰も少年を気に留めない、というわけではないが、みんな自分のことに精一杯で他人のことを本…
劇場にて。
冒頭、その戦争によってボロボロになった建物が
街中にそのまま残り続けていることが象徴するように、
その戦争が生んだ軋轢や断絶は今も様々な人間の間で
呪いのように残り続け、伝播、増殖されて…
おもろい!!!傑作!
いかにもセットで撮りました〜みたいな室内といかにもロケですみたいな外がたぶんはっきりしてて、成瀬映画みたいに美術によってどっちも同じ世界として一体化してる感じはなくて、セット…
終戦後間もないドイツを舞台に撮られた映画。
同じ敗戦国であるイタリアの監督が撮っているからか、街の焼け跡も、少年の家族のギスギスした感じも、すべて作りものでなく、本物としか思えなかった。そして最終…
救いがない。だからこそのネオレアリズモ。どこまでも続く廃墟のベルリン。
「選民思想」は「トリアージ」という「現実主義」に言い換えられ、現代に回帰してきている。
また、渋谷氏の解説が素晴らしかった…
© Cinecittà Luce, CSC - Cineteca Nazionale, Cineteca di Bologna, Coproduction Office.