「狂っているのはあの患者なのか、こんな時世に正気でいられる我々がおかしいのか」
全体的に説教じみてて展開がもっさりしている印象はあるものの、三船敏郎の老け演技はすごいし、ラストは非SFをやりながら…
このレビューはネタバレを含みます
狂い、自己を麻痺させるという生存戦略。本能レベルのストレスに対する精神の防衛策。人間の強さでもあり、危うさでもある。
他の動物がその危険を知ったら逃げ出すだろう、という台詞があった。では何故、人間の…
80年近く前の映画か。なのに新鮮な感覚。今でこそ正常性バイアスという言葉がメジャーになっているが、いつ核戦争が起きて世界が滅びるかわからないという現在も継続している状況の中で平和に生きることの感覚自…
>>続きを読む自宅で観ましたぁ〜。
なかなか面白い。
何が?そう思う理由なんだろ?
誰もが思う不安。
なんか、確かにそうなんだ。
その不安ってやっぱり見えなくて、
それが恐怖に思う人にとっては恐怖でしかない。…
「十二人の怒れる男」イズムも感じた。要所要所のシーンに。映画は今作の方が先なんだけど。あと「十二人〜」よりミステリー感がない分、純度が高い崇高な映画にも見えた。比べるのはお門違いなんだけど。
黒澤…
その昔、ラジオで爆笑問題の太田光が伊集院光にこの映画をお勧めしているのを聴いて、いつか観てみたいと思い十数年。ようやく鑑賞。めちゃくちゃ良かったです。
黒澤明の現代劇を観たのは初めてかも...80…