絵の具が水に溶けていく、タイトルバックが美しい。
全4話のオムニバスからなる、小泉八雲の“怪談”の世界。
劇中、静寂の中に効果音のみが鳴り響く。
オカルトやスプラッターとは違う、奥ゆかしい、幻…
【人の魂を飲んだ人は?】
アマプラで本作を見つけてカンヌ国際映画祭で賞を受賞して、僕が大好きなオムニバスでかつ4編構成でまさかの3時間の大ボリュームなので気になって鑑賞しました!
①『黒髪』時間…
暑さでとろけそうな夜に『怪談』(1965)。
もちろんホラーなのですが、とにかく背景美術が凄い。
光と闇のバランスが完璧すぎて、豪華俳優陣が背景に溶け込んでしまう。
とくに“雪女”の月光と、“耳…